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戦略アクション

地球環境の負荷軽減

資生堂は、原料調達を含めたものづくりの観点から、環境負荷軽減の活動を推進することで、グローバルにおける企業市民としての責務を全うし、社会に貢献します。気候変動の原因であるCO₂排出の削減と、エシカルな資源調達(パーム油、認証紙)をグローバルで強化し、水資源利用や廃棄物の削減と合わせて、環境負荷軽減に取り組んでいます。

CO₂

CO₂削減の取り組み

気候変動の原因であるCO₂をはじめとする温室効果ガス(GHG)に関して、工場および事業全体で排出量削減を目指し、気候変動の緩和に努めます。

TCFDへの賛同

生産事業所

資生堂グループの生産事業所では、省エネルギー性能を考慮した設備の選定や、環境マネジメントシステムISO 14001による環境対応を推進しています。

太陽光発電:資生堂アメリカインク イーストウィンザー工場(米国・ニュージャージー州)は、2007年に角度固定式の太陽光発電設備を導入し、2010年には太陽追尾式の太陽光発電設備を導入しました。年間発電量は約230万 kWhで、同工場の年間使用電力量の70%以上を太陽光発電でカバーしています。年間1,200トンのCO₂削減に貢献しています。2010年には"The 2010 New Jersey Governor's Environmental Excellence Awards"を受賞しました。同工場では2012年から材料の配送に用いる梱包材の発泡スチロールをリサイクル業者へ売却することで、廃棄物を年間7.5トン、CO₂排出を年間0.8トン削減しています。

太陽光発電設備

太陽光発電設備

再生可能エネルギー:2018年から株式会社資生堂の掛川工場・久喜工場・大阪工場で再生可能エネルギーを採用しています。これらの3工場で使用している電力の約38%は水力発電由来の電気を利用し、CO₂削減に貢献しています。

  • 東京電力エナジーパートナー株式会社「アクアプレミアム」を採用
電球イラスト

物流

10面体段ボールによる配送効率向上: 2008年から株式会社資生堂の久喜工場では、商品の物流に10面体の段ボールを採用しています。段ボールを10面体にすることで強度を保ちながら段ボールの紙を薄くでき、同工場で生産しているシャンプーのレフィル(詰め替え商品)を箱にすき間なく詰めることができます。段ボール資材の減量と配送効率向上により、省資源化と年間800トンのCO₂を削減しています。

  • 同工場で生産しているブランド「TSUBAKI」「スーパーマイルド」「水分ヘアパック」「シーブリーズ」で採用しています。
10面体段ボール

商品開発

森林(パーム油・紙)

資生堂グループの商品の原料は、多くが植物に由来する原料であり地球の恵みによるものです。原料調達を含めたすべての事業活動において、環境保護を推進しながら社会と共に発展すべく持続可能な調達に取り組んでいます。特に、界面活性剤の原料となるパーム油と商品の包装などに使用される紙に関しては、森林破壊の直接の原因となりうるため、サステナブルな環境保全のために対応を強化しています。

持続可能なパーム油の調達

  • ※1RSPO: Roundtable on Sustainable Palm Oil
  • ※2RSPOサプライチェーン認証: RSPO認証原料を確実に受け渡せる仕組みが整っていることの認証。

持続可能な紙の調達

原産地の環境に配慮して、再生紙や非木材紙、第三者認証を取得した紙の調達を進めています。
目標:2023年までに資生堂商品に使用する紙の100%を、再生紙・非木材紙または第三者認証を取得した紙へ切り替えます(2019年策定)

私たちは、水系における健全な水循環や地域社会の水文化を尊重しながら、持続可能な利用を目指します。そのために、まず事業活動におけるバリューチェーンを通じた水資源の利用に関する実態の把握を行います。これを踏まえ、持続可能な水の利用を目指して、事業活動が水循環や水文化に与える影響の低減に努めます。

節水の取り組み

商品開発

お客さまが商品を使うときの水消費量を減らせる節水商品を展開し、水資源の保全に貢献しています。
泡切れの良い洗顔料の開発による水使用量削減:日本のスキンケアブランド「専科」では、少ない水で素早く洗い流せる泡状洗顔料を開発し、2016年に発売しました。従来の洗顔料※1と比べて洗い流す水を約35%※2(年間1080リットル)減らせます。

  • ※1従来の洗顔料: クリームタイプ(チューブ)
  • ※2資生堂調べ
生産事業所

気候変動による長期的な影響として、欧州地域では渇水リスクが上昇することが示唆されています。そのため、フランスに拠点を置くジアン工場、バル・ド・ロワール工場では、長期的なリスク管理の観点から、内容物の製造量当たりの水の使用量をKPIとして定め、水の使用量削減に努めています。

廃棄物

資生堂グループでは循環型社会を目指し、3R(リデュース、リユース、リサイクル)と生分解性パッケージ活用の観点で、事業活動のプロセスにおける削減に取り組んでいます。また、産業廃棄物の適正管理に努めています。

廃棄物の再資源化

産業廃棄物の適正処理

国内全部門・資生堂グループ各社の産業廃棄物担当管理職・担当者を対象に、法規への理解や遵法のポイントを共有することを狙いに、産業廃棄物の講習会を年2回(座学講習会、中間処理業者での現場確認講習会)を実施しています。これらの活動により2018年の廃棄物に伴う事故・法令違反はありませんでした。

産業廃棄物の講習会

産業廃棄物の講習会

生物多様性の保全

資生堂グループの事業活動は、原料調達から販売・廃棄に至るまで少なからず生物多様性へ影響を与えます。私たちは地球の恵みによって事業を行っていることを認識し、事業を将来も維持できるよう生物多様性について下記の考えを定め、バリューチェーン全体で取り組んでいます。

生物多様性保全活動

原料調達・商品

原料調達

事業所

フランスの工場でのミツバチ保護:多くの作物が受粉をミツバチに頼っていますが、欧州では、ミツバチの減少が懸念されています。そこで資生堂インターナショナルフランスのバル・ド・ロワール工場およびジアン工場では、ミツバチを保護し、地域の生態系を保全することをサステナビリティ計画に盛り込んでいます。ミツバチのための巣箱を設置するとともに、工場敷地内での農薬の使用を禁止しました。設置したミツバチの巣箱からは、1年間で約400kgのハチミツが生産されました。

フランスの工場でのミツバチ保護

資生堂タイランドの植林活動: 2008年からタイの各地でマングローブに植林しています。2018年は従業員52名が参加し、サムットプラーカーン県(地名)のマングローブ林で500本を植樹しました。

資生堂銀座オフィスの屋上緑化: 2013年に資生堂銀座オフィス(東京都中央区)を建て替える際に、周辺で生きものを調査し、生態系の多様性維持に貢献する屋上庭園「資生の庭」を造りました。調査結果を踏まえて庭園の樹木を選び、化粧品の原材料となる植物も栽培しています。同庭園は近隣の自然公園同士を繋ぐ生きものの中継地となり、従業員への環境教育にも活用しています。

資生堂タイランドの植林活動

生物多様性アセスメント

銀座地区周辺生きもの調査報告書(詳細版)[ PDF : 5.1MB ]
銀座地区周辺生きもの調査報告書(ダイジェスト版)[ PDF : 0.7MB ]