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環境

美を心から楽しめる、豊かな地球環境へ。

環境

「資生堂」の社名は、中国の古典「易経」の「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」という一節に由来しています。環境と、社会と、人への敬意が、150年間私たちの事業活動を支えてきました。原材料の調達から製品の開発、生産から使用、廃棄までバリューチェーン全体を通して地球環境の保全に努めてきました。創業時からその先の未来へ、サステナブルな価値創造の使命が資生堂の名には刻まれています。

地球環境の負荷軽減

異常気象など気候変動の影響は、年々その深刻度を増しています。企業にはサステナビリティへの対応、環境課題の解決に向けたコミットメントとアクションが強く求められています。
資生堂は対応すべき環境課題領域として、「1.5℃目標」が掲げられている気候変動の対応が重要であると考え、GHG (温室効果ガス)の大部分を占めるCO₂ (二酸化炭素)の排出量、水資源、廃棄物について中長期的な目標を開示しました。これらの達成には、バリューチェーン全体を通じたすべての活動における対応が急務であり、資生堂はステークホルダーとともに、地球環境の負荷軽減への取り組みを推進します。

  • 産業革命以前に比べて気温上昇を1.5℃以内に抑えることを目標としたもの

資生堂は、下記3つの主要領域で目標を掲げ、環境負荷を軽減します。

  • CO₂ 排出 2026 年までにカーボンニュートラルを達成します※1
  • 水 2026 年までに水消費量を40%削減します※2
  • 廃棄物 2022 年までに埋め立て廃棄物をゼロにします※3
  1. ※1:資生堂全事業所、Scope 1・Scope 2
  2. ※2:資生堂全事業所、売上高原単位、2014年比
  3. ※3:自社工場のみ

サステナブルな製品の開発

環境への影響を最小限に抑えるため、積極的にイノベーションを進め、製品開発の方針も開示しています。

  • 容器包装:
    2025 年までに100%サステナブルな容器を達成します。
  • 処方/成分:
    安全性と環境への影響を考慮したサステナブルな原料を使用し、環境や社会への影響を軽減します。
  • プラスチック製容器について

サステナブルで責任ある調達の推進

資生堂は、有限な自然資源を活用し事業活動を展開しています。そのため、環境保全や生物多様性の観点、さらにサーキュラーエコノミーに対応した資源の使用量削減や再利用など、サプライチェーンにおけるサステナブルな原材料調達に責任をもって取り組むことが重要と考えています。また、人権侵害などの課題に対しても、自社だけではなくサプライヤーとの協働が不可欠です。

環境保全や生物多様性に配慮し、人権評価に対応した調達をサプライヤーと協働し実行します。

  • パーム油: 2026 年までに100% サステナブルなパーム油※1の調達を達成します。
  • 紙: 2023 年までに100% サステナブルな紙※2を使用します。
  • サプライヤーアセスメントプログラム:持続可能なサプライチェーンの構築を目指します。
  1. ※1:RSPOの物理的なサプライチェーンモデルによる認証:アイデンティティ・プリザーブド、セグリゲーションまたはマスバランスに基づく
  2. ※2:製品における、認証紙または再生紙など