リサーチグラント
「JSID's Fellowship Shiseido Research Grant」は、日本研究皮膚科学会(JSID)と(株)資生堂が互いに協力し、皮膚科学研究の推進を目的として、独創性豊かで前途有望な国内の研究者を積極的に育成するために1998年に設立したものです。 受賞者には研究助成金が授与され、その費用は全て(株)資生堂が拠出します。
2019年は2名に研究助成金各100万円を助成します。
応募資格、研究分野は以下の通りです。
日本研究皮膚科学会に所属する会員であり、下記の研究分野に関わる研究者で、直接の指導者あるいは日本研究皮膚科学会の会員に推薦を受けた者。
スキン・エイジング分野
ケラチノサイト・バイオロジー分野
ピグメントセル・バイオロジー分野
ヘアバイオロジー分野
コスメシューティカル分野
その他、以上の分野の基礎となる研究分野(免疫学など)
2019年5月31日(金)
応募方法は日本研究皮膚科学会ホームページをご確認ください。
詳細は一般社団法人日本研究皮膚科学会事務局へお問合せください。
住所 :〒113-0033
東京都文京区本郷4-1-4 5F
TEL :03-3830-0068
FAX :03-3830-0074
E-mail :office2jsid.org
2019年11月8日に青森で開催された「日本研究皮膚科学会 第44回年次学術大会・総会」にて『JSID's Fellowship Shiseido Research Grant』の授与式が開催され、学会理事長の森田 明理先生(名古屋市立大学教授)が座長を務め、資生堂R&D戦略部 藤原 留美子より2018年度及び2019年度受賞者各々2名へ本賞(各100万円)の表彰状と記念楯が贈られた。
受賞者の先生方からは「受賞できて非常に光栄です。」「この賞に選ばれたことは、私にとって大きな名誉です。」「この賞は、さらに実り多い結果を達成するための機会になるに違いありません。」等の喜びのコメントをいただいた。
また本大会にて2017年度及び2018年度受賞者の1年間の研究成果発表も開催された。
右から順に理事長の森田先生、受賞者の住田先生、氏家先生、大塚先生、武市先生、資生堂の藤原
2017年度及び2018年度受賞者の1年間の研究成果発表ポスターの様子
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 氏家 英之 | 北海道大学病院皮膚科 | 自己免疫性水疱症における自己抗体産生機序の解明 |
2 | 住田 隼一 | 東京大学医学部皮膚科 | 皮膚免疫疾患に関わる新規脂質代謝関連分子の探索と機能解析 |
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 大塚 篤司 | 京都大学医学部(外胚葉性疾患創薬講座、皮膚科 兼任) | 皮膚アレルギー疾患におけるシュワン細胞の病態関与 |
2 | 武市 拓也 | 名古屋大学医学部附属病院皮膚科 | 自己炎症性角化の病態解明と治療法確立 |
2017年12月15日に高知で開催された「日本研究皮膚科学会 第42回年次学術大会・総会」にて『2017年度 JSID's Fellowship Shiseido Research Grant』の授与式が開催され、学会理事長の佐藤 伸一 先生(東京大学教授)が座長を務め、資生堂R&D戦略部 藤原 留美子より2017年度受賞者2名へ本賞(各100万円)の表彰状と記念楯が贈られた。受賞者の2名の先生のコメントは以下のとおり。
高橋 勇人 先生「T細胞の新しい機能としてのコレステロール代謝産物に注目して解析を進めている。新しい治療につながるような成果を目指して頑張りたい。」
渡辺 玲 先生「皮膚の加齢変化を皮膚resident memory T細胞の観点から捉え、これから迎える超高齢化社会の疾患managementに少しでも貢献したい。」
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 高橋 勇人 | 慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室 | ヘルパーT 細胞におけるコレステロール25-水酸化酵素の発現機構と生体内機能の解析 |
2 | 渡辺 玲 | 筑波大学医学医療系皮膚科 | ヒト皮膚T細胞の加齢に伴う変化 |
2016年12月9日に仙台で開催された「日本研究皮膚科学会 第41回年次学術大会・総会」にて『JSID's Shiseido Research Grant』の授与式が開催され、学会理事長の佐藤伸一 東京大学教授が座長を務め、資生堂学術室長 猪股慎二より2016年受賞者2名へ本賞(各100万円)の表彰状と記念楯が贈られた。受賞者の茂木精一郎 先生は「本研究によって、難治性皮膚潰瘍の病態解明と新たな治療法の開発に少しでも貢献できるよう精一杯努力いたします」とコメントされた。
受賞者の並木 剛 先生(写真左)と資生堂学術室長 猪股慎二(写真右)、写真中央は受賞者の茂木精一郎 先生
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 並木 剛 | 東京医科歯科大学皮膚科 | アポトーシス誘導による悪性黒色腫新規治療法の開発 |
2 | 茂木 精一郎 | 群馬大学皮膚科 | 糖尿病性潰瘍に対する新たな治療法の開発 |
2015年12月11日に岡山で開催された「日本研究皮膚科学会 第40回年次学術大会・総会」にて『JSID's Fellowship Shiseido Research Grant』の授与式が開催され、学会理事長の佐藤伸一 東京大学教授が座長を務め、資生堂学術室長 猪股慎二より2015年受賞者2名へ本賞(各100万円)の表彰状と記念盾が贈られた。 受賞者の 夏賀 健 先生は「この研究によって微力ながら皮膚科学の進歩に貢献させていただきます」とコメントされ、吉崎先生は「病態の解明と新規治療法の開発を目指し、病める人々のため、医学者として尽力する所存です」とコメントされた。
受賞者の吉崎歩先生(写真左)と資生堂学術室長 猪股慎二(写真右)
左から順に資生堂学術室長 猪股慎二、夏賀健先生、吉崎歩先生、理事長 佐藤伸一 先生
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 夏賀 健 | 北海道大学病院 皮膚科 | 基底膜蛋白による皮膚抗老化の分子メカニズムの解明 |
2 | 吉崎 歩 | 東京大学大学院 医学系研究科・医学部 皮膚科学 | 全身性強皮症における酸化ストレスに対する生体外誘導性制御性B細胞の役割 |
2014年12月12日に大阪で開催された「日本研究皮膚科学会 第39回年次学術大会・総会」にて『JSID's Fellowship Shiseido Award』の授与式が開催され、学会理事長の天谷雅行 慶應大学教授が座長を務め、資生堂学術室長 猪股より2013年度および2014年度の受賞者4名※へ本賞(各100万円)の表彰状と記念楯が贈られた。
受賞者の慶應義塾大学 山上 淳 先生は「資生堂と学会関係者のみなさまへ感謝するとともに、この受賞を機に患者さまへの診療に生かされる研究や日本の皮膚科学の発展につながる研究をめざす気持ちが一段と強くなりました」とコメントされた。
受賞者の大日輝記先生(写真左)と資生堂学術室長 猪股慎二(写真右)
左から順に資生堂学術室長 猪股慎二、受賞者の乃村俊史先生、本田哲也先生、山上淳先生、大日輝記先生、理事長 天谷雅行先生
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 乃村 俊史 | 北海道大学病院 皮膚科 | ノンコーディングRNAによる角化制御機構の解明 |
2 | 本田 哲也 | 京都大学医学部附属病院 皮膚科 | 抗炎症性脂質メディエーターResolvin E1の皮膚免疫制御メカニズムの解析 |
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 大日 輝記 | 京都大学大学院 皮膚科学 | 表皮の分化と重層化を制御する上位シグナルの解明 |
2 | 山上 淳 | 慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室 | 天疱瘡における自己反応性B細胞の活性化機構の解明 |
2012年12月7日に開催された「日本研究皮膚科学会第37回年次学術大会・総会」で、資生堂は2012年度受賞者2名へ『JSID's Fellowship Shiseido Award』(各100万円)を贈呈しました。
受賞者の峠岡理沙先生(写真左)と学会理事長の天谷雅行先生(写真右)
左から順に受賞者の峰岡理沙先生、資生堂学術室長 中山泰一、受賞者の永尾圭介先生
2受賞者のお一人である京都府立医科大学 峠岡理沙 先生は、「私は皮膚免疫・炎症における血小板の役割に関する研究に取り組んでおり、このたびJSID's Fellowship資生堂賞という栄誉ある賞をいただけたことを大変嬉しく思っております。これを自信にして、今まで以上に頑張っていきたいです」という喜びの声を寄せてくださいました。
No | 氏名 | 所属 | 研究課題 |
---|---|---|---|
1 | 永尾 圭介 | 慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室 | 樹状細胞と毛嚢免疫を軸とした皮膚免疫の制御 |
2 | 峠岡 理沙 | 京都府立医科大学大学院 医学研究科皮膚科学 | 血小板により誘導される炎症の制御機構の解明とそれに基づく新規治療法の開発 |
資生堂は『JSID's Fellowship Shiseido Research Grant』を通して前途有望な皮膚科学研究者を支援し、その成果がさらに社会に還元されるよう今後も推進していきます。
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