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社員の安全と健康

 

健康経営への取り組み

私たちは、本業であるビューティービジネスそのもので社会課題の解決や人々が幸せになるサステナブルな社会を実現することが、資生堂の使命であると考えています。
この使命の実現には、社員が、外見も内面も、肉体的にも精神的にも美しく、常に意欲に満ちあふれていなければなりません。
そのためには、社員の健康とその社員を支える家族の健康が不可欠です。資生堂は、資生堂健康保険組合と協力し、社員が美しく生活できるようサポートしていくことを明確にするため、健康宣言を作成しました。
お客さまに美を提供する資生堂。100年先も輝きつづけ、世界中の多様な人たちから信頼される企業になるべく、健康経営に全力で取り組んでまいります。

代表取締役 社長 CEO 魚谷雅彦

代表取締役 社長 CEO

魚谷 雅彦

資生堂健康宣言

資生堂は、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」を目指します。そのために、美と健康を活力の根源と捉え、社員やその家族がみずから美しく健やかに生活するための取り組みを推進します。

<行動指針>

  • 一人ひとりが美を提供する企業の一員として、心身ともに健やかに働くために自覚と知識を持ち、
    積極的に行動します。

  • 美しい生活習慣や健康について、お互いに語りあい高めあえるよう努めます。

  • 資生堂はより安全で快適な職場環境の形成に努めるとともに、資生堂健康保険組合と協働し、社員や家族の取り組みを積極的にサポートしていきます。

推進体制

推進にあたっては、人事担当役員が健康管理責任者となり、直属の人事部ウェルネスサポートグループと資生堂健康保険組合が協働して各事業所(国内資生堂グループ)をサポートし、社員の健康保持・増進活動を積極的に牽引します。また、健康管理責任者より各役員・部門長・責任者へ働きかけ、社員の自主的な健康への取組みをサポートします。

推進体制

健康管理責任者からのコメント

新型コロナウイルスの影響で私たち一人ひとりが「新しい生活様式」を日常に取り入れる必要があります。
その中で私たち資生堂グループの「Beautyをキーワードとして、様々な製品やサービスを通じて、お客さまにクオリティー・オブ・ライフ(QOL)の質を上げていただく」使命は一層重要になってきました。
お客さまにさらにご愛顧いただける製品やサービスをご提供するためには、まずは私たち社員やその家族がみずから美しく健やかに暮らし、質の高いQOLを実現することが不可欠であると考えています。人事部ウェルネスサポートグループと資生堂健康保健組合は、役員や部門長、そして事業所の責任者や人事担当者と連携しながら、社員やその家族の健康上の課題や生活習慣の改善に向けた取り組みを積極的に推進していきます。特に、社員のダイバーシティ化、すなわち年齢・性別・国籍を問わず、人材の多様化が年々進んでいることから、今まで以上に一人ひとりに適したきめ細かいサポートを心がけていきます。
健康経営に真摯に取り組むことこそが、PEOPLE FIRSTの最も重要かつ有効な基盤になると考えており、今後も社員が充実感を感じられるような、働きやすく働きがいのある職場づくりに努めてまいります。

健康管理責任者 資生堂健康保険組合理事長 芦田 恵美子

健康管理責任者
資生堂健康保険組合理事長

芦田 恵美子

国内資生堂グループの健康課題と今後の取り組み内容

国内資生堂グループは下記を健康課題と捉え、その課題解決に取り組んでいます。

①健康施策を支える産業保健体制基盤の再構築
衛生委員会・安全衛生委員会・産業医職場巡視の強化、健康診断受診率100%の継続、健康診断事後措置 としての再・精密検査の受診勧奨による早期治療の実現、効果的・効率的な保健指導に向けた運用ルールの改善と内容の充実、健康データの多角的な分析、メンタルヘルス対策の充実・心の健康づくり計画の策定と運営

②健康施策の実施
美しい生活習慣の浸透、女性の健康度向上、メンタルヘルスケア、喫煙対策、がん対策について各事業所の健康課題を踏まえた施策を健康保険組合と協働して展開していきます。

施策 課題 取り組み
国内資生堂グループ 資生堂健康保険組合
美しい生活習慣 生活習慣の改善
  • ■運動セミナー開催
    (RIZAP、TANITAヘルスリンク講師による)
  • ■健康ポイントアプリ・ウェアラブル端末を使用したセルフケア促進
  • ■保健指導実施の徹底
  • ■健康フェアの開催
  • ■ランチタイムセッション(LIVE配信)での情報発信
  • ■特定健康診査の実施
  • ■ヘルスサポートプログラム(特定保健指導)の実施(上記2項の国が定めた実施施対象は40歳以上だが、早期の生活習慣病対策を企図して資生堂では35歳以上を対象に実施)
  • ■歯科検診費用一部補助『歯科検診キャンペーン』(かかりつけ歯科医による予防歯科の定着を促進)
  • ■「KENPO×RIZAP」コラボによる生活習慣改善セミナーの実施(新型コロナ感染症対策としてオンラインセミナーで展開)
  • ■糖尿病性腎症重症化予防プログラムの実施
  • ■健保HPへの『からだよろこぶ疲労回復レシピ』お料理紹介コンテンツによる情報提供
  • ■健康保険組合広報誌への『RIZAPコラム』(1分間エクササイズ動画)のQRコード掲載
女性の健康 女性特有の健康課題への取り組み
  • ■月1回の健康情報の発信
  • ■ランチタイムセッション(LIVE配信)での情報発信
  • ■子宮頸がん・乳がん検診の受診費用全額補助
  • ■女医対応健診機関の対象機関リストへの明示
  • ■上記の各婦人科系検診の受診啓発活動(健診案内とともに、受診の必要性およびメリット・デメリットを訴求するリーフレットを全対象者へ提供)
  • ■健康保険組合HPトップページに『女性の健康推進室ヘルスケアラボ』のバナー設置、および同サイトでの情報提供
メンタルヘルス ストレス耐性習得
繰り返し休務の削減
  • ■セルフケア・ラインケア(管理監督者による職場環境などの改善や労働者に対する相談対応)実践に向けたセミナー開催(新入社員、新任マネージャー、ガイダンス研修、管理職研修)
  • ■メンタルへルスセルフケアeラーニング実施
  • ■ストレスチェック集団分析を活用した部門長面談と職場環境改善活動
  • ■ランチタイムセッション(LIVE配信)での情報発信
  • ■健保広報誌へ『タフネスに訊く』シリーズ掲載(2020春夏号より)
  • 会社のトップ層にメンタルコントロール術をインタビューしてその秘訣やヒントを引き出す記事を掲載
  • ■健保HPのトップページに、厚労省『心の耳』サイトのバナー設置、および同サイトでの情報提供
健康サポートダイヤル24による電話相談(365日24時間)・メンタル面談対応
(リモート対応開始)
喫煙対策 禁煙の推進と維持
  • ■職場での受動喫煙完全防止(ポスター掲出、リーフレット送付)
  • ■衛生講話を通じた禁煙教育
  • ■保健指導での禁煙指導
  • ■ランチタイムセッション(LIVE配信)での情報発信
  • ■社内イントラ「WITH」での世界禁煙デーに併せた啓発記事掲載
  • ■過去喫煙者への禁煙のきっかけ等についてアンケート実施
  • ■禁煙外来受診費用補助(通年)
  • ■期間限定での禁煙治療費全額キャッシュバック施策
  • ■リモート禁煙外来プログラムの実施(2021年開始)
  • 終了者へのアンケート実施
  • ■ヘルスサポートプログラム(特定保健指導)で喫煙者への禁煙指導および禁煙外来施策の案内
がん対策 早期発見と治療・仕事の両立
  • ■がんリテラシー向上・両立支援に向けたeラーニング実施
  • ■両立支援策導入
  • ■「がん対策推進企業アクション」への参画
  • ■がんサバイバー社員からの経験談募集
  • ■ランチタイムセッション(LIVE配信)での情報発信
  • ■「がん対策推進企業アクション」への参画(2018年度より)
  • ■健保広報誌への『教えて中川先生』(がん対策啓発動画)のQRコード掲載
  • ■がん検診の費用補助(一部本人負担)
  • ■がん検診の有所見者(要医療・要精密検査)への二次受診勧奨および受診状況の回答受領、回答促進、アンケートの実施
  • ■健保HPのトップページに、国立がん研究センター『がん情報サービス』サイトの設置、および同サイトでの情報提供

主な取り組みの成果

①喫煙対策
  • 喫煙率の低下および禁煙支援

  • 職場での受動喫煙完全防止

②美しい生活習慣
  • 保健指導、ヘルスサポートプログラム(特定保健指導)の終了率向上

  • 社員の生活習慣改善に向けたセミナーやアプリの活用

  • 健康診断結果の事後措置(再検査等)面談徹底

①喫煙対策としての取り組みと成果

当社の喫煙率は、かねて全国平均よりやや高い状況にあったため、社内禁煙デーの実施や禁煙補助薬の提供などの禁煙支援を早い段階から始めていました。さらなる喫煙対策の強化を目指し、2010年には禁煙治療費補助施策をスタートし、翌年には建物内禁煙を実現しています。加えて、2012年には店頭社員の制服着用時禁煙、2019年5月からは労働時間内禁煙をスタートさせました。また、同年には禁煙推進企業コンソーシアムに参画し、最新の喫煙対策に関する情報を収集、意見交換を通じて喫煙対策の推進向上に努めています。その結果、喫煙率は、2019年は20.8%、2020年度は19.0%(2010年比▲14.6ポイント)と年々減少しています。今後もこの傾向を加速させるべく、事業主と健康保険組合が協働して、ハード、ソフトの両面から喫煙対策に取り組んでおり、保健指導での個別禁煙指導、ポスターやリーフレット、衛生委員会等を通じて職場での受動喫煙完全防止に向けた情報発信を継続しています。2021年度には新しい取り組みとして、5月31日の『世界禁煙デー』に合わせて、禁煙経験のある社員に対し任意のアンケートを実施し、アンケート結果をランチタイムの社内LIVE配信で案内するとともに、社内イントラ「WITH」に掲載するなど、情報発信方法も工夫をしています。健康保険組合では禁煙治療費用補助を通年で実施することに加えて、2019年より期間限定で禁煙治療費用を全額補助する「禁煙チャレンジプログラム」を開始。
2021年度には「リモート禁煙外来プログラム」(健康保険組合の全額費用補助)も開始し、これまで以上に多くの方が禁煙に成功することを目指しています。

■禁煙コンソーシアムへの参加

2019年4月から、「禁煙推進企業コンソーシアム」に参画し、勉強会への参加等を通じて、禁煙推進の先進的な取り組みを進める企業との情報交換を積極的に実施しています。

■喫煙率の目標

  • 2021年度全社平均 17.0%(2020年度実績19.0%)

  • 「リモート禁煙外来プログラム」による禁煙達成者50名以上

<禁煙推進企業コンソーシアム>

<禁煙推進企業コンソーシアム>

②生活習慣への取り組み

ヘルスサポートプログラム(特定保健指導)の2019年度実施率は51.4%と全国平均(27.4%)との比較において高水準となっており、参加者のBMI減少率にも一定の効果が出ています。

■ヘルスサポートプログラム実施率

国への報告年度
(当年分を翌年11月報告)
ヘルスサポートプログラム 実施率目標
終了率(実施率)% 国(厚生労働省)%
2015年度 50.6 60
2016年度 52.0
2017年度 49.1
2018年度 55.4 55
2019年度 51.4

■プログラム参加者のBMI減少率

BMI 男性 女性
指導実施者 指導非実施者 指導実施者 指導非実施者
保健指導後
(2016年)
25.66 26.23 27.59 27.78
保健指導後
(2017年)
25.50 26.26 27.47 27.75
数値改善 ▲0.16 0.03 ▲0.12 ▲0.03

■健康フェア

毎年、各拠点の健康課題に合わせた健康フェアを実施しており、測定会や健康教育、カフェテリアとのコラボ企画を行っています。

※2020年度は、新型コロナウイルス感染症対策として集合型のフェアは開催せず、RIZAPウェルネスチャンネル
(運動セミナー)を配信しました。

<久喜工場での健康フェアの様子>

<久喜工場での健康フェアの様子>

<汐留オフィスでの健康フェアの様子>

<汐留オフィスでの健康フェアの様子>

<カフェテリアとコラボによる健康フェア特別メニュー>

<カフェテリアとコラボによる健康フェア特別メニュー>

【参加社員の声】
「健康を意識するイベントがあるのは良い。」
「基礎代謝はよく聞くけれど自分がどれくらいなのか初めて知りました。
勉強になりました。」

■健康セミナー

2019年度より、各組織の健康課題に合わせて、運動・食事に関わるセミナーを実施しており、参加者から好評を得ています。参加者へのアンケート調査の結果、セミナー後に運動を継続している参加者の割合は、セミナー前後比+12%と1割以上の参加者の運動継続に寄与することができました。
今後も、運動習慣獲得のための動機づけとなるよう展開していきます。

<セミナー参加者の様子>

<セミナー参加者の様子>

【参加社員の声】
「健康と美はつながることを再度認識しました!
なりたい姿の大切さを実感しました」
「一人だとあきらめてしまうが、みんなで取り組むことで最後まで
チャレンジすることができました」

■今後の生活習慣改善目標

セミナー参加者で運動を継続している社員の割合:セミナー前後比+10%

国内資生堂グループ新型コロナウイルス禍の取り組み

国内資生堂グループでは社員の安全・健康を第一に考え、新型コロナウイルスへの感染予防・感染拡大予防を実現すると同時に、社員・組織のパフォーマンスや生産性を向上させる新たな働き方(資生堂ハイブリッドワークスタイル)を導入しました。
資生堂ハイブリッドワークスタイルにより、業務内容に応じて「オフィス」「リモート」勤務を柔軟に選択できるようになり、社員の働き方が多様化しています。国内資生堂グループでは、リモート勤務において生じる、これまでとは異なる健康課題に対して取り組みを始めています。

  • 社員への情報発信
    リモート勤務中の社員へアンケート調査を行い、現状やニーズを把握しました。アンケート結果を踏まえ、食事や運動に関するコラムや動画、産業医やカウンセラーのコラム、リモート勤務中の過ごし方のポイントについて情報を発信しています。

  • ランチタイムセッション(LIVE配信)
    社員のストレス軽減やコミュニケーションを目的として、社員の「ためになる」情報をLIVEで配信しています。
    腰痛、在宅太り、新型コロナウイルス感染症対策、女性の健康、飲酒対策など様々な情報を発信しています。

<ランチタイムセッション(LIVE配信)>

<ランチタイムセッション(LIVE配信)>

  • オンライン面談の実施
    リモート勤務中の社員に対する面談や、感染予防策の一環で、ビデオ通話を用いた面談を本格的に実施し始めました。リモート勤務中でも産業保健スタッフとのコミュニケーションが取りやすくなり、迅速な対応が可能となりました。

  • 健康管理室の感染対策
    出社した社員が、健康管理室を来室した際の感染対策徹底のため、消毒用アルコール設置、面談スペースへのアクリル板・パーテーション設置などを行い、感染予防・感染拡大予防に努めています。

  • コロナワクチン職域接種
    2021年8月より、全国6拠点にて、社員および社員の家族等を対象に新型コロナウイルスワクチン職域接種を実施。約1万名の方々に2回接種を完了することができました。

<職域接種の様子 受付>

<職域接種の様子 受付>

<職域接種の様子 薬剤充填>

<職域接種の様子 薬剤充填>

安全衛生推進体制

資生堂グループの国内事業所のオフィスでは、法令に従い衛生委員会を設置し、調査審議を通じて安全で快適な職場環境づくりに努めています。
グローバルイノベーションセンター・工場では、労働安全衛生方針を定めるとともに安全衛生委員会を設置し、危険箇所や危険行為の改善・改良を行っています。国内工場では、毎年、休業災害ゼロを目標設定し、重大事故の発生防止に努めています。

健康白書の作成

社員の健康の推移と各施策の評価を数値的に明らかにするため、健康白書を作成し、公表しています。

国内資生堂グループ2020年度 健康白書(2019年度実績)[ PDF : 8.69MB ]