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サンケア技術

資生堂初の日焼け止め「ウビオリン」が発売されたのは1923年。約100年の時を経た現在、水や熱などでサンケア効果を高める画期的な技術の開発や、紫外線以外の太陽光が肌へ及ぼす影響の解明など、サンケア研究は進化を遂げています。

「サンケア技術」に関する研究

日焼け止め技術がさらに進化

紫外線防御粉末を微細化する技術“スムースプロテクトテクノロジー”を新たに開発し、日焼け止めの製造プロセスに活用することにより、自社の従来製法よりも少ない紫外線防御粉末で効果的に日焼け止め効果を引き出すことに成功しました。

スムースプロテクトテクノロジーの活用による紫外線防御効果の違い(イメージ図)

スムースプロテクトテクノロジーの活用による紫外線防御効果の違い(イメージ図)

ブルーライトが肌に与える影響を確認

肌の酸化ストレス※1を高精度に可視化できるバイオフォトン(UPE)※2測定技術と、皮膚中成分の分析により、太陽光強度のブルーライトが肌に悪影響を与えることを確認しました。

  • ※1:紫外線ダメージなどにより酸化ストレスが高まると、肌本来がもつうるおい、透明感、ハリなどを保つ機能が低下します。
  • ※2:バイオフォトン(UPE (ultraweak photon emission)): 生体から発する目には見えない極めて微弱な光のこと。酸化ストレスに伴い増加することがわかっています。

太陽光強度のブルーライトが肌に与える影響(イメージ図)

太陽光強度のブルーライトが肌に与える影響(イメージ図)

世界初“熱で紫外線防御効果が高まる技術”を開発

塗布した日焼け止めが太陽の熱などで温められると紫外線防御成分が膜内で均一に広がり、紫外線防御効果が高まる技術を世界で初めて開発しました。過酷な環境下で紫外線防御効果が低下しにくいだけでなく、効果が向上する技術は、当社独自のものです。

紫外線吸光度による紫外線防御効果の確認

紫外線吸光度による紫外線防御効果の確認 加温前のサンプルの吸光度を100%とした場合、37℃に加温したサンプルの吸光度は約120%に上昇した

世界初〝水・汗に触れても紫外線防御効果が落ちずに高まる技術の開発

水や汗に触れると、これらに含まれるミネラルによって水を弾く撥水性を高めるとともに、強固で均質な厚さかつ滑らかな膜を形成し、紫外線防御効果が落ちることなく高まる(120%)技術の開発に、世界で初めて成功しました。

  • モデル処方、水に触れる前の紫外線防御効果を100%とした場合の値

水に触れた後の紫外線防御効果(紫外線吸光度による比較)

水に触れた後の紫外線防御効果(紫外線吸光度による比較)