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主な支援活動

リー・キット 「僕らはもっと繊細だった。」

アジアのアートシーンを牽引する注目の作家リー・キット(李傑/Lee Kit)が、日本の美術館では初の個展を開催します。
独特の歴史的背景を持って揺れ動く街・香港を出自とし、現在は台湾を拠点に活動するリーは、アートという開かれた表現を通して自身のあり方を問い、自分が生きる今の世界と向かい合おうとしています。
展覧会を開催する場合、その街、その場所の空気や感情に静かに寄り添い、サイトスペシフィックな作品(=特定の場所に存在するために制作すること)を創り上げるのも大きな特徴です。
原美術館という場からリーが何を感じ、どのような新しい“絵画”を描くのか、本展では彼の魅力が遺憾なく発揮されます。

会期
2018年9月16日(土)~2018年12月24日(月・祝)
会場
原美術館
詳細
http://www.haramuseum.or.jp (target_blank)
リー・キット  「僕らはもっと繊細だった。」 © Lee Kit, courtesy the artist and ShugoArts

石内 都 と写真

石内都は2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。
2017年は、石内が個展「絶唱、横須賀ストーリー」で実質的なデビューを果たしてから40年を迎える年にあたります。本展は、この節目の年に、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約240点を展示構成するものです。
住人のいなくなったアパート、身体の傷跡、日本の近代化を支えた大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品の写真を通して、存在と不在、人間の記憶と時間の痕跡を一貫して表現し続ける石内の世界を紹介します。

会期
2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)
会場
横浜美術館
詳細
http://yokohama.art.museum/special/2017/ishiuchimiyako/ (target_blank)
石内 都 肌理と写真 《ひろしま #106 Donor: Hashimoto, H.》2016年 ©Ishiuchi Miyako