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安全性技術向上への取り組み

動物を用いない安全性評価技術の信頼性を高めるためには、細胞や遺伝子、分子レベルの毒性学やコンピューターサイエンスに基づく専門的技術を日々アップデートすることが必要です。そのため、業界活動や外部専門家と共に様々な活動を続けています。これらの取り組みの一端を紹介します。

・動物を用いない安全性保証

1963年、資生堂は安全性の研究部門を設立しました。1981年に動物実験代替試験法の開発を開始し、その後40年以上にわたり、継続的に取り組んでいます。2013年には動物実験を廃止し、革新的なin silico(コンピューターを用いる方法)および in vitro(細胞などを用いる方法)による安全性評価に切り替えました。今後も社外のステークホルダーとも連携し、社会全体での動物実験代替評価法のさらなる進化に向けて活動を続けていきます。

  • 行政からの要請による場合を除く

・安全性の基礎研究

感覚刺激、敏感肌、原料の皮膚からの吸収性(経皮吸収)、低刺激製剤の開発など安全性の基盤となる研究にも取り組んでおり、安心・安全な製品開発に役立てています。また、蓄積された化学物質のデータベースを用い、コンピューターサイエンス技術を活用して、皮膚から吸収された化粧品成分が血中に移行した場合に全身へ与える影響を予測する新しい全身毒性評価法の開発にも引き続き取り組んでいきます。

・専門的人材の育成

・外部専門家との交流

・業界や専門学会における活動