資生堂の「毛髪再生医療」研究は、生活者の価値観が多様化する中、自分らしい美しさの実現をサポートし、薄毛に悩む人々の選択肢を広げることで、一人ひとりのQOL向上につながることを願って取り組みを進めています。研究領域を再生医療まで拡張することで、企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」の実現に貢献することを目指しています。
資生堂は、1980年代から毛髪研究を開始し、育毛剤やヘアケア製品などの開発に取り組んできました。2016年には、毛髪組織の最深部に位置する毛球部毛根鞘細胞を用いた毛髪再生医療研究にいち早く着手し、東京医科大学病院と東邦大学医療センター大橋病院と共に、当社独自の技術で製造した特定細胞加工物(S-DSC®)を活用し、毛髪再生医療の安全性および至適細胞濃度を決める臨床研究を開始しました。2020年以降は、さらに杏林大学医学部付属病院を加えた3施設で、S-DSC®の広範囲及び反復注入による臨床研究を行い、男女の壮年性脱毛症に対する有効性と安全性を確認しています。
これらの共同研究から開発された技術は、2024年より開始された医療機関でのS-DSC®を用いた薄毛治療に活用されています。資生堂は、医療機関の指示のもと、輸送・培養・凍結保管などの管理・監督を担っています。
S-DSC®毛髪再生医療に関する情報提供サイトはこちらからご覧になれます。
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