
近年、日本経済は国内外のさまざまな課題に直面しています。なかでも、2025年に世界的に拡大した関税の影響は、日本国内の物価上昇や株価の変動など多方面に及び、先行き不透明な状況が続きました。一方、20年ぶりに国内で開催された「2025年日本国際博覧会」は、多くの国と地域、政府機関などの組織や企業が協力し合い、先端技術をはじめとする新たなアイデアを創造する場として盛り上がり、持続可能で明るい未来社会を生み出す原動力となりました。
当社は、2024年にレジリエントな事業構造の構築を目的として掲げた「アクションプラン 2025-2026」のもと、注力ブランドへの選択と集中、グローバルでの構造改革を行い、より強固な収益基盤の構築に取り組んできました。2025年11月に策定した「2030 中期経営戦略」は、これまで進めてきた改革を経て、ブランド価値最大化による新たな成長を実現することにより、新しい美の価値を創造し、生活者に寄り添う企業として社会に貢献します。
常に社会が変化する中で、生活者は不安や課題を抱え、日々の生活における人とのつながりや共感、心の豊かさなど求める傾向にあります。資生堂は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、2030年に実現するビジョンを、「ひととの繋がりの中で新しい美を探求・創造・共有し、一人ひとりの人生を豊かにする」と定めました。私たちは、このビジョンを体現する「一瞬も 一生も 美しく」のスローガンとともに、新しく美しい価値の創造に挑み続けます。
グローバルに事業を展開する企業として、人々の暮らしの質や心の豊かさを高め、よりよい未来へと社会を導いていく責任は、これまで以上に大きくなっています。その責任を果たしていくためには、技術の進化や新しい挑戦を重ね続けることが不可欠です。当社は、これまで培ってきた強みを生かしながら、さまざまな取り組みを通じてブランドの成長を図り、本業を通じて世界中のお客さまへ幸せを届け、企業価値と社会価値の向上に取り組んでまいります。
2026年1月
株式会社資生堂
代表執行役 社長 CEO
藤原憲太郎
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