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ジェンダー平等

持続可能な社会の実現に向けて、ジェンダー平等は人権尊重の根幹をなすとともに、経済成長とイノベーション創出を支える基盤となります。UN Women(国連女性機関)をはじめとする国際機関は、教育や雇用、意思決定への参画における男女間格差が、社会や組織の可能性を制約する要因となっていることを指摘しています。
特に日本においては、世界経済フォーラム※1の「ジェンダー・ギャップ指数2025」※2が主要先進国のなかで最低水準の118位にとどまり、特に政治・経済分野における進展の停滞が課題として挙げられています。変化が緩やかな社会構造のなかで、企業には雇用環境や人材育成、事業活動を通じてジェンダー平等を推進し、社会変革を担う役割がこれまで以上に求められています。

  • ※1:グローバルな経済問題に取り組むために、政治、経済、学術などの各分野における指導者層の交流を目的とした、スイスに本部を置く独立・非営利団体
  • ※2:「The Global Gender Gap Report 2025」内での、各国各地域における男女格差を測る指数。日本は146カ国中118位

基本的な考え方

資生堂グループは、ジェンダー平等を社会の持続的な成長と企業の中長期的な価値創出に関わる重要なテーマと位置づけています。さまざまな背景や価値観を持つ一人ひとりが、公正な機会のもとで能力を発揮し、自分らしく生きられる社会の実現に向けて、組織内外での変革を積極的に推進しています。
その取り組みの起点は社内にあります。女性リーダー育成プログラムやメンタリング、ジェンダーに関する研修・啓発活動を積み重ね、社員一人ひとりの気づきとリテラシーを高めてきました。高まった組織の力は、イノベーションの創出と事業基盤の強化へと結びつきます。2030年までに国内資生堂グループのあらゆる階層における女性リーダー比率を50%とする目標は、この考えを具体的な指標として示すものです。
社内で培ってきたDE&I の知見やリテラシーは、社員や事業・ブランドを通じて、社会へと広がります。ジェンダー平等への取り組みは組織変革にとどまらず、生活者、取引先、地域社会など多様なステークホルダーとの関係にも変化をもたらします。社内の変化が業界全体・社会全体へと連鎖することで、ジェンダー平等の実現に向けた好循環が生まれます。
とりわけ「日本におけるジェンダーギャップ解消による女性活躍支援」と、「グローバルにおける女子教育と経済的自立支援」は、この好循環を社会規模で実現するための中核的な取り組みです。各地域が抱える構造的な課題への対応であると同時に、事業環境の安定や成長とも連動しています。ジェンダー平等の実現が社会の豊かさと企業の持続的成長の両方に寄与するという考えのもと、2030年までに100万人の人々を支援することを目指しています。

指標と目標・実績

2030年目標:

  • あらゆる階層における女性リーダー比率(国内): 50%
  • 「クレ・ド・ポー ボーテ」による 女性教育支援、「資生堂 DE&I ラボ」 などを通じたダイレクトリーチ:100万人支援

2025年実績:

  • あらゆる階層における女性リーダー比率(国内):取締役 50.0% ※1/ オフィサー 46.7% ※1/ 日本国内の管理職 43.3% ※2
  • 「クレ・ド・ポー ボーテ」による 女子教育支援、「資生堂 DE&I ラボ」 などを通じたダイレクトリーチ 達成率 95%
  • ※1:2026年4月1日時点
  • ※2:2026年1月1日時点

社員に対する取り組み ジェンダー平等の取り組み

女性活躍・ジェンダー平等の推進

資生堂グループは、日本における社会課題の1つとして、ジェンダー平等、特に女性活躍の実現に向けて取り組んでいます。性別などの属性にかかわらず、社員のエンパワーメントがイノベーションを創出し、企業の成長と社員の自己実現につながるとの考えから、2030年までに日本国内のあらゆる階層における女性リーダー比率を50% にすることを目指しています。2026年1月時点では、当社は社員の80%以上を女性が占めており、女性管理職比率はグローバルで60.3%、日本国内で43.3%※1に達しています。また、取締役会の女性比率は50.0%※2、オフィサー階層※3では46.7%※2となりました。目標の達成に向け、女性リーダーを育てるための育成プログラムである「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」は開始から9年が経ち、これまでに累計359名の女性社員が受講しました。また、オフィサー※3による女性社員対象のメンタリングプログラム「Speak Jam」には、2020年から2025年にセールス、生産、研究開発などさまざまな領域から累計238名の社員が参加しました。
女性社員が能力を最大限に発揮できるよう、健康面での支援も強化しています。2020年に発足した「女性の健康プロジェクト」では、社員一人ひとりがライフスタイルに応じた健康課題について正しい情報を入手し、自律的な健康行動を推進できる環境を整えています。特に、女性特有のライフステージに伴う健康課題について、年代や性別、役職を問わず全社員が理解を深め、オープンに語り合えるカルチャーを醸成するため、2023年からの3カ年中期計画に基づきヘルスリテラシー向上に取り組んでいます。2025年度は、適正体重・貧血・骨粗鬆症をテーマに、啓発動画の配信や健康測定会を実施しました。全国の拠点において、ヘモグロビン値や糖化度、骨の健康度など、女性の健康課題に着目した測定機会を提供しています。
これらの取り組みを通じ、女性の健康課題を個人の問題にとどめず、組織全体で理解・支援する風土を醸成することで、社員の健康意識向上と自律的な行動の定着を後押ししています。
また、仕事と育児の両立支援として、子育て支援サービス「KANGAROOM+」を通じた多角的なサポートを展開しています。これから親になる社員やそのパートナーへの育児トレーニング「KODOMOLOGYイクトレ」の実施を通じ、男性の育児休業取得があたりまえとなる職場風土の醸成を進めた結果、2023~2024年の国内男性社員の育休取得率は100%に達しました。さらに、首都圏では生後3カ月未満の乳児を持つ社員を対象とした「産後サポートサービス」を提供するなど、ライフステージの変化に寄り添った支援を継続しています。

  • ※1:2026年1月時点
  • ※2:2026年4月時点
  • ※3:2021年までは執行役員;2025年まではエグゼクティブオフィサー

国際女性デーの取り組み

当社にとって国際女性デーは、社内外にジェンダー平等への意識と行動を広げる重要な機会です。毎年3月に、ジェンダー平等やDE&I についての理解を深めるため、さまざまな取り組みを行っています。その一環として、国内外の全社員を対象にしたウェビナー「Diversity Week for Gender」を実施し、全3回にわたりジェンダー平等 に関するテーマのウェビナーを開催しました。執行役の廣藤綾子と橋本美月によるトークセッションでは、当社で働く女性リーダーとして、キャリアを広げるヒントや日々の仕事への向き合い方・リフレッシュ方法など等身大の経験が共有され、参加者からの質疑応答を通じて参加者をエンパワーメントする時間を提供しました。

社員向けウェビナーに登壇する
廣藤綾子(代表執行役)と橋本美月(執行役)

社会に対する取り組み ジェンダーギャップの解消による女性活躍支援

資生堂 DE&I ラボの取り組み

2023年に発足した「資生堂DE&Iラボ」では、多様な人材がそれぞれの強みを発揮することで、異なる価値観や考え方がいかに新たなイノベーションを生むかについて、東京大学との共同研究を行っています。本研究を通じて、DE&I の推進と企業成長との関係を実証する取り組みを進めています。研究を通じて得られた知見は資生堂DE&Iラボのサイトを通じて、社内だけでなく社会にも発信し他企業にも役立てていただくことで、DE&I の実現が日本経済の成長促進につながるよう、議論と実践を牽引しています。
2026年3月には、国際女性デーにあわせて当社主催のイベント「資生堂DE&Iラボ シンポジウム」を開催し、共同研究者である東京大学大学院経済学研究科教授の山口慎太郎氏らを迎え、最新の研究知見を交えながらジェンダー平等実現のためのディスカッションを、主に他企業の人事およびDE&Iの担当者に向けて配信しました。同月には、インクルージョンの測定から明らかになったジェンダーギャップの課題を分析したレポートを公開し、その要因として経験機会の偏在が影響している可能性を示しました。

  • 当研究組織は、東京大学の山口慎太郎教授のチームと共同で多様な人材の活躍と企業成長の関係についての実証研究を行っている

「資生堂 DE&I ラボ」

UN Women(国連女性機関)との取り組み

資生堂グループは、UN Womenが推進する「女性のエンパワーメント原則(WEPs)」への署名、「Unstereotype Alliance」への参画を通じ、ジェンダー平等の実現に向けた国際的なコミットメントを継続しています。
2023年からはUnstereotype Alliance の日本支部に加盟し、広告やコミュニケーションにおけるジェンダーステレオタイプの撤廃に取り組んでいます。2025年12月には、UN Women事務局長シマ・バフース氏が来日した際に日本で開催された「Business Leaders Dialogue」に当社代表執行役が参加し、ジェンダー平等を推進する企業のDE&I責任者らとともに、今後の取り組みの加速に向けた対話を行いました。

代表執行役 廣藤綾子と
UN Women事務局長 シマ・バフース

2026年3月には、UN Women主催の国際女性デー記念企画「アンステレオタイプ展」に参画し、資生堂の自社クリエイターが制作した広告作品を提供しました。本展は、UN Womenが主導する広告におけるジェンダー平等推進のグローバルな取り組みUnstereotype Allianceの一環として、広告や表現、日常に潜む固定観念(ステレオタイプ)を問い直し、多様な個性の尊重につながる社会的対話の促進を目的としています。会期初日には国連大学にて除幕式が行われ、当社が提供した展覧会キービジュアルが公開されました。
本展には、資生堂グループの化粧品広告を手がける自社クリエイターがプロボノで制作した、ジェンダー平等をテーマとするポスター作品もあわせて提供しました。

資生堂が提供したキービジュアル

資生堂による提供作品

自然科学分野の女性研究者支援の取り組み

日本における女性研究者の比率は18.5%と、諸外国と比べて低い水準にとどまっています。このような現状を踏まえ、当社は自然科学分野で世界をリードするイノベーティブな研究に従事する国内の女性研究者を継続して支援しています。2007年より助成制度「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」を運営し、18回目となる2025年は10名の女性研究者に対して研究助成金を贈呈しました。この助成金は、研究目的であれば出産や育児といった女性のライフイベントに伴う支援にも活用できる柔軟さを特長としており、これまで延べ179名の女性研究者の研究成果とキャリア形成に貢献してきました。
2025年は「女性研究者ネットワークの活用」をテーマにした授賞式を資生堂グローバルイノベーションセンター(横浜)で開催しました。研究環境の整備にとどまらず、受賞者同士のネットワーク形成を支援することで、女性研究者が互いに学び合い、キャリアを切り拓いていける基盤づくりにも貢献しています。今後も当社は、自分らしいリーダーシップを発揮する女性研究者を支え続け、科学分野におけるジェンダー平等の実現に向けた取り組みを継続していきます。

  • 総務省2024年(令和6年)科学技術研究調査より

子育て支援の取り組み

資生堂グループは「企業が連携して子育て環境を改善していく」という考えに基づき、連結子会社であるKODOMOLOGY株式会社が事業所内保育所を運営しています。自社工場に隣接する「カンガルーム掛川」の運営に加えて、他企業の事業所内保育所の設立支援、運営も受託しています(静岡県内2施設)
また、産前期および乳幼児から小学生までの幅広い年齢層の子どもを持つ当社および提携企業の社員向け子育て支援サービス「KANGAROOM+」(カンガルームプラス)を提供しています。スポーツイベントにおける託児サービスの外部展開にも取り組み、女子プロサッカーWEリーグに所属する日テレ・東京ヴェルディ ベレーザの試合や女子プロゴルフ 資生堂レディースオープンにおいて託児サービスを実施しました。選手に加え、審判員や運営スタッフなど、競技運営を担う人材が業務としてイベントに参加する際、日曜・祝日や居住地以外での託児先確保が課題となる点に着目し、競技場近接の託児スペースで子どもを預かることで、子育てと業務参加の両立を支援しています。

  • 2025年12月末時点

カンガルーム掛川の様子

資生堂レディースオープン 託児の様子

サプライヤーにおける女性のエンパワーメント

資生堂は、2024年にサプライヤー企業の経営者と、マネージャー32名に対してダイバーシティに関する講演を実施しました。女性リーダー育成や柔軟な働き方などのテーマを中心に、工場での障がい者雇用や従業員のウェルビーイングについても意見交換を行いました。当社は製造業における女性や障がい者のエンパワーメントは社会的な課題と捉え、今後もベストプラクティスの共有によってサプライチェーン全体のESGパフォーマンス向上を支援していきます。

キャリアブレイク女性向けの取り組み

当社は、女性の就業支援団体やコミュニティと連携し、日本のみならず海外においても、キャリアブレイク中の女性を支援する活動を行っています。育児や介護、療養、家族の転勤などを理由に仕事を離れた女性が、再び就業や再就職を果たすことは依然として容易ではありません。こうした社会課題を踏まえ、資生堂ジャパンはこれまで地方自治体と協定を結び、女性の社会参画や就業支援などさまざまな取り組みを推進してきました。女性のキャリア開発を支援する非営利団体 Mums@Work Asiaと連携してキャリアブレイク中の女性を対象とした交流会を東京で開催しました。本イベントでは、家事・育児などで時間が限られたなかでも実践できるスキンケアやメイク方法を学ぶ講座や、仕事を離れた経験を持つ当社の女性社員が自身の体験を共有し、参加者が自らのキャリア開発に向けた新たな視点を得る機会となりました。

アジアパシフィック地域本社を置くシンガポールにおいても、Mums@Work Asiaと連携した支援活動を実施しています。現地では、キャリアブレイクを経験した母親を対象に、当社の社員がメンターとして参画し、キャリア再構築に向けた助言や励ましを行うとともに、ビューティーマスタークラスを通じて、美容やセルフケアが自信回復や自己肯定感の向上につながることを伝えています。

  • 育児、介護、療養、学業などによって一時的に仕事を離れている期間

シンガポールにおけるキャリアブレイク中の
女性を対象とした交流会の様子

外部イニシアティブへの参画

社内外の女性活躍・DE&I 推進に関する機運の向上に向け、30% Club Japan、Unstereotype Alliance 日本支部、日本化粧品工業会サステナビリティ委員会、国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンなどのイニシアティブに参画し、他社と協働でジェンダー平等を推進しています。

社会に対する取り組み ジェンダーギャップの解消による女性活躍支援

「クレ・ド・ポー ボーテ」女子教育支援の取り組み

グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」は、ユニセフ※1とSTEM教育や職業訓練、エンパワーメントプログラムを通じ、ジェンダーギャップ解消に取り組んでいます。両者はグローバルパートナーシップを通じて、2025年までにバングラデシュ、キルギス、インドネシア、中国、カザフスタン、ラオス、ナミビア、ニジェール、ペルー、ウズベキスタン、ベトナムにて、累計1,290万人の少女たちを支援しました。そのうちの1つ、キルギスでは、ユニセフが実施する「STEM4Girls」プログラムを通じて、女子生徒を対象にSTEM分野の学びとリーダーシップ育成が行われています。「クレ・ド・ポー ボーテ」とユニセフの代表者は現地を訪問し、研修の様子や、生徒たちが学校環境の改善やごみ分別・リサイクルなど地域課題に主体的に取り組む活動を視察しました。これらの取り組みは、少女たちが自ら行動し、身近な社会に前向きな変化をもたらす力を育んでいます。

「クレ・ド・ポー ボーテ」が
ユニセフの活動を支援:キルギス共和国
© UNICEF Kyrgyzstan/ Elchibek uulu

「クレ・ド・ポー ボーテ」チームが訪問した
学校でのSTEAMコンテスト受賞者
© UNICEF Kyrgyzstan/ Elchibek uulu

また、同ブランドではグローバルチャリティープログラム「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」を設立し、少女たちの社会的地位向上とエンパワーメントを推進するために女子教育に貢献した女性を毎年表彰しています。第7回目となる2025年は、音楽家、数学者、STEAM※2教育者、メディアアーティストの中島さち子さんを選出しました。中島さんは2017年、すべての人の創造的な可能性を引き出すことを目的に、STEAM教育を推進する株式会社steAmを設立しています。「クレ・ド・ポー ボーテ」は株式会社steAmとともに「STEAM Girls Award」を開催し、日本の女子小学生および中高生に対して、STEAM分野の知識や技術を活用した創造的な探究活動と成果発表の機会を提供しました。
事業を通じた継続的な支援により、資生堂グループは女子教育と経済的自立の実現に向けた取り組みを今後も推進していきます。

  • ※1:国連児童基金。ユニセフは特定の企業やブランド、商品、またはサービスを推奨するものではありません
  • ※2:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Math)の教育分野を総称した名称

「パワー・オブ・ラディアンス・アワード」
2025年受賞者 中島さち子さん

大阪・関西万博を通じた次世代育成

「クレ・ド・ポー ボーテ」は、大阪・関西万博において、中島さち子さんとともにSTEAM 分野での女性の教育・エンパワーメントを推進しました。2025年8月には「STEAM × Gender」をテーマとした国際トークセッションを開催し、STEAM分野における女性の挑戦と多様性の可能性を発信しました。あわせて「STEAM Girls Award」受賞者を対象とした次世代育成プログラムを実施し、将来のイノベーションを担う人材の育成を支援しました。
万博の場を活用した発信はブランド活動にとどまらず、9月には女子学生を対象に、資生堂グループのアート&サイエンスやDE&I の視点から未来の「美」を考えるトークイベントを開催しました。アート&サイエンスの歴史、「肌・身体・心」のつながりに着目した、未来に向けた研究や取り組み、多様性を尊重する当社の姿勢を伝えることで、新たな視点で「美」を考える機会を提供しました。

女子学生向けトークイベントの様子

親と離れ施設や里親のもとで暮らす子どもたちの自立・進学支援

公益財団法人 資生堂子ども財団は、「すべての子どもが笑顔にあふれ、自分らしく輝く社会」の実現を目指しています。親と離れ、施設や里親のもとで暮らす子どもたちが社会へ巣立っていく過程を支援するため、子どもたちの自立や進学を後押しする「子どもへの支援」、子どもたちを育てる人の学ぶ機会をつくる「子どもを育む職員への支援」、そして子どもたちを社会全体で支える意識を広げる「一般の方々に向けての情報発信・共有」の3つの柱を軸に、継続的な活動を推進しています。

なかでも、「子どもへの支援」として、資生堂子ども財団は、さまざまな企業・団体と協働し、社会的養護のもとで暮らす中学生・高校生を対象に「自立支援セミナー」を開催しています。当社のリソースを最大限に活用した体験型キャリア支援「未来デザインプログラム」により多様な職業への関心を高め将来を描く機会を提供している他、自立した生活に必要な社会的知識を専門家から学ぶプログラムを通じて、社会に出る直前の不安を自信へとつなげる機会を提供しています。

また、大学・短大・専門学校への進学を支援する奨学金事業を2007年に開始し、2026年3月末時点で18名の奨学生が在籍しています。これまでに通算97名の奨学生を支援してきました。
こうした取り組みを通じて、ジェンダーにかかわらず平等な学びと成長の機会を提供することで、将来のジェンダー平等の実現に寄与することを目指しています。

  • さまざまな理由で親と暮らせない子どもたちを、公的責任で保護し、社会的に養育するとともに、養育に困難を抱える家庭への支援を行うこと。日本では約4万2,000人の子どもたちが社会的に養護されている

福岡久留米工場でのお仕事体験の様子

身だしなみ講座の様子

公益財団法人 資生堂子ども財団