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過去の展覧会 2020年

美術館で、過ごす時間

夏の館蔵品展 ガラス工芸、竹工芸、油彩
2020年7月21日(火)— 9月22日(火・祝)
秋の館蔵品展 漆芸、陶芸、日本画
2020年10月6日(火)— 12月11日(金)

7月から12月にかけて、「夏の館蔵品展」と「秋の館蔵品展」の二つの展覧会を開催いたしました。内容は工芸品と絵画を併せての名品展とし、夏は季節にふさわしいガラス工芸と竹工芸、そして油彩を展示いたしました。秋は漆芸と陶芸、日本画を組み合わせ、わが国における伝統的な美意識を感じていただける構成としました。
工芸品は、資生堂が主催した「現代工藝展」(1975-1995)出品作が中心となり、竹工芸、漆芸、陶芸共に重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品が大半を占めます。絵画は、同じく「第三次椿会」(1974-1990)出品作が中心となり、油彩、日本画共に、文化勲章受章者による作品が中心です。戦後美術界における伝統工芸と具象絵画の逸品をご堪能いただける機会となりました。

春を詠う、春に詠う

詩歌と愉しむ美術 日本画・洋画・工芸

2020年1月16日(木)— 4月12日(日)

資生堂アートハウスでは、収蔵品の中から春にちなんだ作品を選び、日本画、洋画、工芸、現代美術を取り混ぜた展覧会を開催いたしました。
春の訪れと共に太陽は力を取り戻し、冬枯れの枝には緑が、野山には若草が萌え出します。地上に再来する生命の兆しは、古来より人々に希望をもたらしてきたもので、美術の世界でも春を題材にした作品が数多く創作されています。
本展では、季節の風物を題材に求めることの多い日本画を始め、日本人による洋画、また、漆芸や陶芸、人形などの工芸品からも春にちなんだ作品を選び、さらには、春に題材を採った詩歌を併せて紹介しました。詩歌は、和歌はもとより、俳句、漢詩、現代詩などさまざまです。美術と文学が共に詠う、春爛漫の気分に満ちた空間の中で、訪れた新しい季節に思いを巡らせながら、観る悦びと読む悦びを満喫していただける機会となりました。