京都艶艶 京都と現代工藝展と資生堂
2013年10月5日(土)― 12月15日(日)
「現代工藝展」は、資生堂が1975年から1995年にかけて開催したグループ展です。
創設当初のメンバーは、八木一夫、清水卯一、加守田章二(陶芸)、赤地友哉、田口善國、増村益城(漆芸)、染川鐵之助(金工)、飯塚小玕齋(竹工)、岩田久利(ガラス工芸)の9名。50代を中心に所属団体や分野、表現様式にとらわれることなく結成された、当時としては画期的な展覧会でした。
この「現代工藝展」のメンバーから、京都にゆかりのある作家を選び、展覧会を開催しました。出品作家は、「紬織」の人間国宝・志村ふくみ、「鉄釉陶器」の人間国宝・清水卯一、抽象陶芸の草分けとして活躍した八木一夫と鈴木治、造形物としての普遍的な美を焼き物で追究した加守田章二、「色絵」の人間国宝・藤本能道の6名。これら作家の代表作を含む、約40点を展覧しました。