香水瓶の世紀 -バカラとルネ・ラリックを中心に-
前期:バカラ クリスタルの雅歌 7月17日(金)―9月27日(日)
後期:ルネ・ラリック 幻視のファンタジー 10月2日(金)―12月13日(日)
資生堂初代社長である福原信三(ふくはら しんぞう・1883-1948)は、化粧品を、人間の嗅覚、触覚、視覚に訴える特別な感性的価値を生み出すことができる『工藝芸術品』と捉え、その象徴として、わけても香水製造を重視しました。
以来資生堂は福原の思いを受け継ぐと共に、その美的資産を未来に役立てることを目的に、豊かなイマジネーションによる作品群で現代香水瓶の世界に孤高の地位を築くルネ・ラリック(RENÉ LALIQUE 1860-1945)を中心に、クリスタルガラスのラグジュアリーブランドとして名高いバカラほか、香水瓶の歴史に名を刻む数多くの香水瓶をコレクションしてきました。
本展ではこれら、アール・ヌーヴォーからアール・デコを経て現代に至る約200点のコレクションの全容を、初めて一般に公開する展覧会を開催しました。