価値創造の歩み
資生堂の価値創造において、「多様なプロフェッショナル人財」や「ビューティーイノベーション」は、特に重要な経営資源です。これらは、長い歴史の中で進化と研鑽を積み重ね、資生堂ならではの価値創造の源泉となるとともに、今後も成長を続けるための「価値創造ドライバー」となっています。

EVOLUTION OF OUR PEOPLE

取り組みの変遷

人財戦略

人財は会社の最重要な資産であり、変革を推進する原動力です。この「PEOPLE FIRST」の思想は、創業以来一貫しています。資生堂の人材戦略は、人財がその力を最大限に発揮できるよう、時代や環境に合わせて進化してきました。

  • 1931
    • 販売会社協議会を開催し、世界恐慌後の深刻な不況下における人の大切さを共有
  • 1934
    • 現在のビューティーコンサルタントの前身、「ミス・シセイドウ」の活動を開始
  • 1993
    • ジョブエントリー制度導入
  • 2014
    • 中長期戦略「VISION 2020」において「PEOPLE FIRST」を主要戦略として位置づけ
  • 2020
    • 全社共通の人財像として「TRUST 8コンピテンシー」(行動発揮)を策定
    • 日本の管理職・総合職にジョブ型人事制度を導入
  • 2021
    • エグゼクティブオフィサー体制を導入
    • 国内外の資生堂グループ共通の「パフォーマンスマネジメント制度」を導入
    • 「TRUST 8コンピテンシー」を評価に導入
  • 2022
    • 国内外の資生堂グループ共通の物差しとなる「グローバルグレード制度」を導入

ダイバーシティ&インクルージョン

異なる価値観を尊重し共感し合うダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の精神は、資生堂の根幹を成しています。D&I推進による価値創造と組織能力を目指し、日本をけん引するかたちで各種制度の構築や先進的な取り組みを行ってきました。

  • 1980s
    • 女性社員の労働環境整備に向けた諸制度運用
  • 2006
    • 60歳で定年を迎えた後の再雇用制度の導入
  • 2008
    • 初めて女性が代表取締役執行役員に就任
  • 2017
    • 同性パートナーを持つ社員に対し、異性の配偶者と同じように福利厚生等の処遇を受けられるように就業規則を変更
    • 国内女性管理職比率30%達成
  • 2018
    • グローバル本社において英語公用語化
  • 2019
    • CEOの魚谷が日本企業の女性役員比率向上を目指す「30% Club Japan」初代会長に就任
  • 2022
    • チーフ D&I オフィサーの設置

働き方

D&Iを推進する上では、多様な働き方に合った制度・労働環境が不可欠です。ジェンダーや国籍の多様性はもちろん、さまざまなライフスタイル、価値観を持つ社員がいきいきと能力を発揮できる環境構築を目指しています。

  • 1988
    • フレックスタイム制度導入
  • 1990
    • 育児休業制度導入
  • 1991
    • 育児時間制度導入
  • 1993
    • 社員の社会貢献活動を業務扱いとする「ソーシャル・スタディーズ・デー」制度導入
  • 1994
    • 45歳以降自由定年制
  • 2003
    • 事業所内保育所「カンガルーム汐留」を開設
  • 2005
    • 男性社員の育児休業取得を促すために有給の短期育児休業の運用開始
  • 2007
    • ビューティーコンサルタント活動改革の一環として、育児時間を支えるカンガルースタッフ体制を導入
  • 2016
    • 在宅勤務制度導入
  • 2017
    • 保育事業に関する合弁会社、KODOMOLOGY(株)設立
  • 2019
    • 多様な働き方を推進するためのオフィスリノベーションを開始
  • 2021
    • 業務の目的に合わせてリモートワークとオフィスワークを柔軟に組み合わせる「資生堂ハイブリッドワークスタイル」の導入

人財育成

資生堂では強い個が強い会社をつくることを信じ、人財育成へ積極的に投資しています。人財育成は人事制度やタレントマネジメント、キャリア開発支援が中核となりますが、集中的に学ぶ教育研修、トレーニングにも力を注いでいます。

  • 1959
    • 資生堂美容学校開校
  • 1986
    • 資生堂ビューティー&ファッションアカデミー開校
  • 2004
    • グローバルビューティーコンサルタントコンテスト開催
  • 2007
    • 企業内大学「エコール資生堂」開始
  • 2014
    • マーケティングアカデミー(マーケティング部門の社員を対象とした、専門性を高めるためのプログラム)開始
  • 2016
    • グローバルリーダー育成プログラム「SHISEIDO LEADERSHIP ACADEMY」開始
    • 若手社員を対象とした「国内・海外MBA派遣」開始
    • SHISEIDO+デジタルアカデミー開始
    • 全職制管理職を対象とした「マネージャートレーニング」開始
  • 2017
    • 女性リーダー育成「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」開始
    • リバースメンタリングプログラム開始
  • 2019
    • 挙手制でビジネススキルを学ぶ「ビジネスファウンデーションスキル研修」開始
  • 2020
    • 女性リーダー育成プログラム拡大:「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN BASIC」開始
    • セールスアカデミー開始(営業部門の社員を対象とした、専門性を高めるためのプログラム)
  • 2020
    2021
    • ジョブ型人事制度導入に伴い、全社員を対象とした「キャリアワークショップ」実施
  • 2021
    • ジョブ型人事制度導入に伴い、職制管理職を対象とした「マネージャーワークショップ」開始
    • 女性リーダー育成プログラム拡大:「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN advanced」開始