各地域の特性(2021年)
- 日本
- 中国
- アジアパシフィック
- 米州
- 欧州
- トラベルリテール
日本
売上高
2,762億円
営業利益
96億円
営業利益率
3.2%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- コスメティクス
- パーソナルケア
- その他
中国
売上高
2,747億円
営業利益
12億円
営業利益率
0.4%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- コスメティクス
- フレグランス
- パーソナルケア
アジアパシフィック
売上高
650億円
営業利益
37億円
営業利益率
5.6%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- コスメティクス
- フレグランス
- パーソナルケア
米州
売上高
1,214億円
営業利益
△132億円
営業利益率
△8.9%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- フレグランス
- その他
欧州
売上高
1,170億円
営業利益
25億円
営業利益率
1.9%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- フレグランス
- その他
トラベルリテール
売上高
1,205億円
営業利益
220億円
営業利益率
18.2%
カテゴリ別売上構成比
- プレステージ
- コスメティクス
- フレグランス
- 日本
- 中国
- アジアパシフィック
- 米州
- 欧州
- トラベルリテール
2021年の振り返り
地域一覧
日本事業
市場回復が遅れる中、プレステージ中心に回復基調
- 新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で変化したお客さまニーズを捉え、スキンビューティー領域への戦略的投資を強化し、ベースメイクやサンケアなどのカテゴリーにおいてシェアを拡大。
- ライブコマースやウェブカウンセリングを強化するなど、得意先と協働して店頭とオンラインの融合に取り組み、多くのお客さまとの接点を創出。Eコマース売上高は2桁成長。
- 前年に引き続き、お客さまのニーズに対応したマスクにつかない商品の迅速な開発・導入に取り組んだほか、「Second Skin」技術を搭載した画期的な新製品の発売など、お客さまへの提供価値の最大化を追求。
- 全国の医療従事者の方々に敬意と感謝の意を伝えることを目的とした「資生堂 Hand in Hand Project」を展開し、感染拡大防止と寄付や商品の提供により医療現場の方々をサポート。
- 緊急事態宣言による小売店の時短営業や外出自粛などに伴い来店客数が減少したことに加え、訪日外国人旅行者の減少によりインバウンド需要は前年に引き続き低調。
- 売上高:2,762億円 前年比△8.9%、(事業譲渡影響等を除く実質ベース)前年比△1.4%。
- 営業利益:96億円 前年比△0.9%、営業利益率 3.2%
上期の海外向け輸出事業の売上増に伴う差益増に加え、市場の変化に合わせコスト効率化を進めたものの、売上減による差益減により減益
中国事業
ダブルイレブンで市場を大きく上回る伸長
- 主要都市を中心とした新型コロナウイルス変異株の拡大に伴い、店舗の一部閉鎖や来店客数減少などの影響を受けたものの、戦略的に投資を強化しているEコマースが売上をけん引。
- 中国最大のEコマースイベントであるダブルイレブンで市場を大きく上回る売上成長を達成したことなどにより、Eコマース売上構成比は40%台後半へ。
- プレステージブランドへの戦略的投資を継続することで、「クレ・ド・ポー ボーテ」や「NARS」など、高価格帯領域においてシェアを拡大。
- 売上高:2,747億円 前年比+16.5%、(現地通貨ベース)前年比+7.0%、(事業譲渡影響等を除く実質ベース)前年比+19.1%
- 営業利益:12億円 前年比△93.6%、営業利益率 0.4%
注力ブランドへのマーケティング投資を強化したほか、一部、原価悪化に加え、パーソナルケア事業譲渡影響などにより減益
アジアパシフィック事業
Eコマースが成長をけん引
- 一部の国・地域で新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンの影響が続く中、各地域の主要Eコマースプラットフォームへの展開強化に加え、「SHISEIDO」や「NARS」などのプレステージブランドが飛躍的に成長したこと等により、アジア全体のEコマースでシェアを拡大。
- 「Drunk Elephant」の展開拡大に加え、各国・地域で母の日キャンペーンを行うなど積極的なプロモーションを実施。
- 売上高:650億円 前年比+9.9%、(現地通貨ベース)前年比+3.8%、(事業譲渡影響等を除く実質ベース)前年比+5.8%
- 営業利益:37億円 前年比+15.1%、営業利益率 5.6%
売上増に伴う差益増などにより増益
米州事業
化粧品市場が回復、力強く成長
- 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いたが、ワクチン接種の普及に伴い、回復が遅れていたメイクアップを含む化粧品市場のモメンタムが改善。
- 米国発のスキンケアブランド「Drunk Elephant」は店舗数を拡大したほか、メイクアップブランド「NARS」はバーチャル新店舗をオープンさせるなどデジタルマーケティングを強化しシェアを拡大。
- プロモーションを強化した「SHISEIDO」や「クレ・ド・ポー ボーテ」に加え、フレグランスブランドも好調に推移。
- 売上高:1,214億円 前年比+32.8%、(現地通貨ベース)前年比+28.4%、(事業譲渡影響等を除く実質ベース)前年比+29.9%。2019年を上回る水準に回復。
- 営業利益:△132億円 前年差+95億円、営業利益率 △8.9%
売上増に伴う差益増に加え、販売事業での固定費削減による収益性改善により増益
欧州事業
力強く回復、全カテゴリーでシェアを拡大
- 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いたが、ワクチン接種の普及に伴い、スキンケアやフレグランスを中心に市場は回復基調。
- 「クレ・ド・ポー ボーテ」や「Drunk Elephant」の展開拡大に加え、オンラインカウンセリングやデジタルプロモーションの強化によりEコマース売上も伸長するなど、需要回復をとらえ、全カテゴリーでシェアを拡大。
- 売上高:1,170億円 前年比+24.1%、(現地通貨ベース)前年比+16.4%、(事業譲渡影響等を除く実質ベース)前年比+16.5%
- 営業利益:25億円 前年差+157億円、営業利益率 1.9%
売上増に伴う差益増に加え、販売事業での収益性改善が寄与したほか、デジタルメディア投資強化に伴う費用効率化や固定費削減などにより増益となり、黒字転換
トラベルリテール事業
旅行者減の影響を受ける中、中国海南島を中心にアジアで成長
- 引き続き国際線の大幅減便に伴うグローバルでの旅行者減少などの影響を受ける中、中国海南島では、Eコマース売上を中心に大きく成長。
- 「Drunk Elephant」の展開強化に加え、主要ブランドの海南島での店頭カウンター数の拡大等により、アジアを中心に力強い成長を実現。
- 売上高:1,205億円 前年比+22.3%、(現地通貨ベース)前年比+18.4%
- 営業利益:220億円 前年比+49.9%、営業利益率 18.2%
売上増に伴う差益増などにより増益