空港での広告宣伝など、積極的なマーケティング投資の効果により、アジアを中心に「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、「NARS」、「アネッサ」が前年を大きく上回る成長を継続しています。成長加速に向け、積極的なマーケティング投資や新ブランドの導入、店頭対応力の向上に取り組んだほか、世界の免税店を運営する大手オペレーターとの関係強化にも努めました。
旅行者の増加に伴い、アジアエリアが成長をけん引し、さらに市場が拡大する見通しです。カテゴリーでは、メイクアップが最も大きく伸長すると見込んでいます。
資生堂では、トラベルリテール事業をグローバルプレステージ領域におけるポジションを一層強化するために最重要事業の1つとして取り組んでいます。
具体的には、主要ブランドの「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」に加え、「イプサ」や「NARS」、「LAURA MERCIER」などの導入・出店を強化し、需要の拡大に応えます。また、デジタルコミュニケーションを通じた旅行者向けマーケティングの強化、主要オペ
レーターとのパートナーシップ確立、店頭対応力の強化などにより、さらなる成長を目指します。