研究開発 / 生産・供給体制

成長を実現する研究開発 成長を実現する研究開発

新たな価値を創造する、グローバル研究開発体制

当社は、創業以来100年以上にわたり積み重ねたさまざまな知見・技術と、研究員の自由な発想や、外部から取り入れた新たな価値を掛け合わせることで、新たな商品やサービスを生み出し、市場を創造してきました。このイノベーションこそが資生堂独自の強みとなっています。
2019年4月には、グローバルイノベーションセンター(GIC)を開設しました。「都市型オープンラボ」として国内外の最先端研究機関や異業種などから集約した多様な知見、情報、技術を融合させることにより最適な価値を各国のお客さまに提供します。また、基礎・基盤研究を担う日本のGICを中心に、現地のニーズに合わせた価値開発を行っている海外の研究所をつなげる「ハブ&スポーク体制」により、世界中のお客さま・技術情報の一元化と、世界中に向けた価値の発信を実現していきます。
イノベーション力をさらに高めることで、今後も世界中のお客さまに向けて新しい価値を提供し続けます。

グローバルイノベーションセンター(GIC)
グローバルイノベーションセンター(GIC)

研究開発のグローバルネットワーク

研究開発のグローバルネットワーク

新領域の創造

パーソナライゼーションの強化

化粧品のパーソナライゼーションが大きな潮流となっている中、当社は新たな美容イノベーションの開発に積極的に取り組んでいます。
日本では、新スキンケアシステム「オプチューン」のテスト展開がスタートしています。スマートフォンを活用して、測定した肌の状態、気候や気分・体調などのデータを分析し、一人ひとりのその時々の状態に適した美容液と乳液を抽出・提供します。さらに米州では、スマートフォンのアプリを使ったパーソナライズドファンデーション技術を保有するMATCHCo.社、AIを駆使したバーチャルメイクアップ技術を保有するGiaran社を、2017年に取得しています。
今後も、新たなデジタル技術と当社が蓄積してきた研究開発の知見を融合することで、ビューティーにおけるパーソナライゼーションをさらに拡大します。

新スキンケアシステム 「オプチューン」
新スキンケアシステム 「オプチューン」
MATCH Coのパーソナライズドファンデーション
MATCHCo.社のパーソナライズドファンデーション
AIを活用したGiaran Inc.のバーチャルメイクアップ技術
AIを活用したGiaran社のバーチャルメイクアップ技術

革新的な人工皮ふ形成技術「Second Skin」

特許技術「Second Skin」は、ポリマーベースのクリームの上に専用の乳液を重ねて塗ることで、肌と一体化し凹凸を補正する人工皮ふを形成し、シワやたるみを瞬時に隠すことを可能にする革新的な技術です。今後は、資生堂グループの研究技術開発力とグローバルでのマーケティング力の相乗効果により、即効性のあるシワやたるみの補正、高い効果が持続するスキンケアなどの開発を進め、多くの価値を世界中のお客さまに提供していきます。

米国ベンチャー企業Olivo Laboratories社より2018年1月に取得

Second Skin
Second Skin

成長を支える生産・供給体制 成長を支える生産・供給体制

グローバル成長を支えるサプライチェーン

「VISION 2020」の実現に向けた競争力強化の結果、日本市場をはじめ、グローバル全体の需要が拡大しています。こうした国内外の需要に対応するためにも、当社は中長期の生産体制の強化に取り組んでいます。
資生堂は現在、3つの新工場を建設しています。2019年末稼働予定の「那須工場」、2020年末竣工予定の「大阪茨木工場」に加え、新たに「福岡久留米工場」の建設を発表しました。福岡久留米工場は、IoTを駆使した最新鋭の設備を導入する次世代工場として、2021年末の竣工を予定しています。九州の工場新設は、事業継続計画(BCP)対応の強化と同時に、安定した生産体制の実現にもつながります。

福岡久留米工場完成イメージ
福岡久留米工場完成イメージ

グローバルな生産拠点

グローバルな生産拠点

国内6工場体制 柔軟な生産体制の構築

2021年に福岡久留米工場が稼働すると、国内6工場の生産体制となります。今後、大幅な需要の変更が生じた際には、6つの工場が連携することで生産工場を機動的に変更するなど、より柔軟で安定的な生産体制が実現します。
当社がこれまで培ってきたものづくりの技術、匠の技を各工場で共有・継承し、最先端技術などを活用してさらに高めていきます。

日本製品を中国・アジアへ
長期の持続的成長を支える

日本製品を中国・アジアへ 長期の持続的成長を支える 日本製品を中国・アジアへ 長期の持続的成長を支える