事業戦略

米州事業 営業利益率10%超に向けて
徹底的な収益改善に着手

2015–17年の振り返り

「センター・オブ・エクセレンス」体制の本格稼働に伴い、米州で立案したメイクアップ、デジタルの戦略を全世界のマーケティングで活用するとともに、化粧品業界に精通した専門性の高い人材を獲得し、組織を統合・強化しました。また、最先端のテクノロジーを有するベンチャー企業を買収するなど、将来の成長に向けた投資を積極的に行いました。ベアエッセンシャルInc.については、販売チャネルの見直しなど、課題に迅速に対応するための再生計画を策定し、2017年に減損損失を計上しました。

売上高/営業利益推移
売上高/営業利益推移
今後の市場環境

米国のプレステージ市場では、メイクアップ、スキンケアカテゴリーの2017–20年のCAGRをそれぞれ+8%と見込んでおり、市場の成長をけん引する見通しです。チャネルでは、デパートが苦戦する一方、Eコマースが大きく成長する見込みです。

  • 注 資生堂調べ/ NPD 2017年度 デパート・専門店チャネル、ブリックアンドモルタル、流通小売りEC
重点戦略

徹底的な収益改善を実行するため、「bareMinerals」は、ブランドポジショニングの先鋭化や販売チャネルの最適化、そして固定費の見直しなどによって、ブランドを再生します。また、メイクアップ市場において強固なポジションを築くべく、「NARS」、「Laura Mercier」の成長を加速させるとともに、「SHISEIDO」のメイクアップラインも強化します。加えて、CRMの積極展開や大手Eコマースサイトとの協業などにより、自社および小売サイトの販売を強化します。
 これらの取り組みにより、2020年の売上高は1,380億円、営業利益率(のれん等償却前)は10%超を目指します。

  • ※詳細は新3カ年説明会の資料をご覧ください。
新3カ年説明会資料[ PDF : 2.47MB ]
bareMinerals
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2020年に向けた重点戦略と数値目標

  • Eコマースの強化
  • メイクアップブランドの積極展開
  • 徹底的な収益改善に着手
  • 「少数精鋭」:未来に向けて、組織の規模、能力、
    機動力の適正化
売上高