価値創造の源泉ブランドトップメッセージ

Drunk ElephantNEW

ティファニー マスターソン

創業者
チーフクリエイティブオフィサー

ティファニー マスターソン

スキンケアのあり方を変える革新的ブランド

「Drunk Elephant」は、肌に悩みを持つ世界中の幅広いお客さまから高い支持を得ているクリーンさと、効果の高さを追求した製法により、2019年も引き続きスキンケア業界をけん引しました。2013年に立ち上げた「Drunk Elephant」は、肌の健康に直接寄与する成分と、効果をサポートする成分以外は使用しないことを掲げています。また、効果が実感できる製法、そして肌のpHバランスをしっかり守るための有効成分を採用しています。
2019年のグローバルでの売上高は1億2千万ドルとなり、わずか20の製品ラインアップでありながら、導入しているすべてのリテールチャネルにおいて、1位もしくは2位のスキンケアブランドとなりました。売上高は2018年比で61%伸長し、2016年~19年のCAGRは118%と高い成長を実現しています。米国では、化粧品専門店「セフォラ」において、すべての主要スキンケアカテゴリーで私たちの製品が1位もしくは2位にランクインするなどトップクラスのプレゼンスを有しています。
今後はさらなる成長に向けて、新しい市場やカテゴリーに挑戦し、さらに社会価値の向上に取り組みます。中心となるのは「Drunk Elephant」の哲学である革新とデジタルを活用した価値の創出です。インスタグラムでは、多くのお客さまが素顔のセルフィー写真をハッシュタグ「#barewithus🐘」とともに投稿し、「Drunk Elephant」製品を使ったことで肌と気持ちにどのような変化が表れたのかご紹介してくださっており、大きなムーブメントとなっています。「Drunk Elephant」はこれからも革新的な製品とデジタルにおける強みを通して、お客さまへ美しく健やかな肌、そして何よりも自信をお届けします。

⽶国会計基準(ASC606)の適用影響を除く

SHISEIDO

岡部 義昭

執行役員
チーフブランドオフィサー

岡部 義昭

売上規模2,000億円ブランドに成長

1872年、東京・銀座に創業して以来、アートとサイエンスの融合で時代の美を創造し続けてきた資生堂。その企業名を冠するブランド「SHISEIDO」は、現在、世界85の国と地域で展開しています。
2015年からブランドの若返りによるリブランディングをスタートし、売上高はCAGR19%※1の成長率で、2019年には2,000億円規模にまで成長しました。
また、ブランドの象徴アイテムである美容液「アルティミューン」は、「肌本来の美しさを引き出す」という独自の価値が、年齢・肌質・人種・性別を問わず支持され、世界で累計179個※2のビューティーアワードを受賞し、ブランドの持続的な成長をけん引し続けています。
2020年からは、「#ALIVEwithBeauty」というキャンペーンメッセージを打ち出し、外面のみならず、その人が持つ内面の美しさを引き出すブランドとして世の中に貢献することを目指します。日本を代表するプレステージブランドとして、革新的な商品を生み出し、ジャパニーズビューティーの価値を世界に発信し続けます。

  • 米国会計基準(ASC606)の適用影響を除く
  • 2020年2月時点 当社調べ

クレ・ド・ポー ボーテ

鈴木 ゆかり

取締役 常務
チーフブランドオフィサー

鈴木 ゆかり

日本発、グローバルラグジュアリーブランドへ

「クレ・ド・ポー ボーテ」は、資生堂の最高級ブランド「クレ・ド・ポー」として1982年に誕生しました。最新の研究成果と妥協なき精神で至高の品質を求める顧客に応えることが、誕生時から続くブランド使命です。ブランドを象徴するクリーム「ラ・クレーム」は、その類まれな価値により、世界の競合に先駆けて超高価格帯クリーム市場を創造しました。
近年は日本でのプレステージ市場シェアNo.1ブランド※1の地位を堅持しつつ、海外市場を中心に売上成長が加速したことにより2014年~19年のCAGRは24%※2伸長し、2019年には1,300億円を超える規模に成長しました。
2019年にスタートした「パワー・オブ・ラディアンス・プログラム」は、女性のエンパワーメントを目的とするブランド独自の社会貢献活動です。売上成長のみならず、今後はブランドの社会価値向上にも努め、日本発のグローバルラグジュアリーブランドとして、世界中のお客さまに愛される価値を創造し続けていきます。

  • ボーテ・リサーチ社データ
  • ⽶国会計基準(ASC606)の適用影響を除く
クレ・ド・ポー ボーテ
「パワー・オブ・ラディアンス・プログラム」第1回受賞者マズーン・メレハンさん(左)
「パワー・オブ・ラディアンス・プログラム」第1回受賞者マズーン・メレハンさん(左)

NARS

バーバラ カルカーニ

ナーズコスメティクス
プレジデント

バーバラ カルカーニ

小売売上規模10億ドルブランドに成長

「NARS」は2019年に25周年を迎えました。1994年にフランソワ ナーズ氏が創設したこのブランドは、モダンかつ大胆、そして野心的なメイクアップアーティストブランドとして常に既成概念を打ち破ってきました。「NARS」は、自己表現力と想像力を掻き立てるような革新的でウィットに富んだブランドとして知られており、ブランドを象徴するパッケージ、刺激的な商品名、とりわけ洗練された芸術的感性によって、世界中の多くのお客さまから愛されています。
2019年には、グローバルで小売売上高が10億ドルを超え、当社調べで世界のメイクアップブランドのトップ10入りを果たすことができました。売上高は2018年比で14%増、2014~19年のCAGRは24%にまで伸長し、収益性も継続的に改善しています。
私たちは今後の成長に大きな自信を持っており、将来的な目標としてグローバル小売売上高の目標値を20億ドルと定めました。継続的な成長には、引き続きブランド価値の向上が最重要となります。お客さまと深いつながりを持ち、先端技術を活用したイノベーションを実現し、シェアの拡大を目指し、各市場の状況に即した戦略を実行し、主要地域での売上強化といった取り組みを進め、これまで以上に「NARS」の価値を高めていきたいと考えています。
ナーズ氏が掲げたスローガン「もっと大胆に楽しもう。既存の概念を打ち破ろう」のもと、私たちは成長と挑戦を続けていきます。

⽶国会計基準(ASC606)の適用影響を除く

Laura Mercier

アレクサンドラ パパジアン

ローラメルシエコスメティクス
プレジデント

アレクサンドラ パパジアン

主要市場で2桁の力強い成長を実現

「Laura Mercier」は、完ぺき主義として世界的に著名なメイクアップアーティスト、ローラ メルシエ氏により1996年に創設されました。私たちの製品は、その象徴的な製品と手軽さが人気を呼び、ラグジュアリーブランドとして世界中の人々に愛されています。フランス的な「言葉にならない美しさ」を、アメリカのカジュアルさで実現している私たちの製品は、女性一人ひとりの美しさをより輝かせる一助となっています。
「Laura Mercier」は2016年の資生堂グループ入りを契機に、販売チャネルが世界中の化粧品専門店やデパートに広がりました。2017~19年のCAGRは19%※1となるなど、グループへの加入が大きな効果を生んでいます。
2019年には新たに200店舗をオープンしたほか、主要市場のほとんどで成長を実現しました。とりわけ、アジアパシフィック、トラベルリテール、欧州では、市場全体の成長が鈍化する中でも2桁の成長を遂げるなど、確実に成長していることに加え、米国でもEコマースで2桁の成長を実現しました。
また、インフルエンサーを用いて世界中の若年層に向けて認知度の向上を図った結果、2019年末にはEMV(消費者知名度)ランキング※2で9つ順位を上げ、トップ10入りを果たしました。 将来的に10億ドルの小売売上規模を達成するためにも、ターゲットをさらに若い世代や多様なお客さまにシフトし、多くの地域、多くのお客さまに私たちのブランド価値を提案していきます。

  • ⽶国会計基準(ASC606)の適用影響を除く
  • トライブ・ダイナミクス社の調査による

bareMinerals

ジル スカラマンドレ

bareMinerals、Buxom
プレジデント

ジル スカラマンドレ

「Power of Good」をミッションとしたクリーンでナチュラルを代表するブランド

「bareMinerals」は、1995年にクリーンのパイオニアとして、わずか5つのミネラルだけでつくられた「オリジナルルースミネラルファンデーション」を発売しました。ファンデーションとしての機能を果たしながら、肌の状態まで改善できるこの製品は、多くの女性に自信を与え、その人生を変えてきました。人々に深く愛された「bareMinerals」は、人づてに評判が広がり、今ではクリーンなメイクアップブランドのリーダー的な存在となりました。
私たちは「Power of Good」というミッションをグローバルに推進し、クリーンかつナチュラルで肌にやさしい製品を提供することで、世界中の女性を応援しています。女性が美しく、さらに自信を持ち、社会がより良いものとなり、その上で地球環境にも配慮できるような、さまざまな製品や機会を提供しています。
高い志を持つ私たちにとって、2019年は大きなターニングポイントとなりました。米国での売上の1%を還元する「Power of Good Fund」を2019年4月に立ち上げたところ、750,000ドルの資金調達を行うことができました。集まった資金は、教育の機会に恵まれない若い女性2,500人の教育と、女性起業家340人の経済的支援を行う慈善活動に充てられました。また、米国ではサステナビリティプログラムという独自のリサイクル活動を始動しました。 直営店にプラスチック不用品の回収拠点を設けて、2019年には10,000キロ以上のプラスチック資源をリサイクルしています。
さらに、「Power of Good」のミッションのもと、ブランド再生に取り組み、物流やデジタル化の強化にも注力しました。その結果、2019年はEコマースの売上高比率が過去最高の21%となり、これまで小売店での売上は3年間減少傾向にあったなか、主要地域である米州、EMEA、日本において売上成長に転じることができました。
私たちの将来のビジョンは、信念を持った業界のリーダーであり続けることです。スキンケアへの注力、主要市場での成長加速、グローバル展開、サステナビリティの強化、そして「Power of Good Fund」を通じた若い女性への支援をさらに推進し、クリーンをさらに追求したイノベーションの提供を通じて、ビジョンを達成していきます。

Dolce&Gabbana

オードリー ブリオテ

資生堂EMEA
Dolce&Gabbana
グローバルブランド
バイスプレジデント

オードリー ブリオテ

売上高10億ユーロのビューティーブランドへ

フレグランス、メイクアップを扱う「Dolce&Gabbana」は、2人のデザイナーによるイタリアの伝統への愛情から生まれた独自性をブランドの原点としています。その個性は南イタリアと北イタリア、伝統とモダン、革新と伝統、荘厳さとリアルの調和から成り立っています。「Dolce&Gabbana」は日常を非日常へと変える力を持っています。
私たちのブランドは世界的に展開しており、広く名が知られ、確かな実績を残しています。資生堂によるブランドライセンスの取得後は、創業時からの力強いファッションブランドのDNAを基盤として、ダイナミックな成長を遂げています。投資の効率化、流通網の高度化、そして「Light Blue」や「The One」といったフレグランスラインの若返りを図ったことも成長の原動力となりました。
2019年には、同年最大の成功となったメンズフレグランス「K by Dolce&Gabbana」の発売やメイクアップ製品の販売再開、そして独創的なコンセプトを備えた店舗の新規導入により、ブランドをアップグレードすることができました。ターゲットを再設定したほか、既存のお客さまに向けたロイヤリティ向上の活動や愛着を抱いていただくための活動を推進したことで、私たちのブランドに対する小売店やお客さまの認識を向上することに注力しました。このような取り組みが奏功し、2017〜19年のグローバルでの売上高はCAGR12%で伸長しています。
この成長性を維持しながら、次世代の売上高10億ユーロ規模のビューティーブランドとなることが私たちの目標です。
フレグランス領域のポートフォリオ統合により、引き続きブランド価値の向上に努めるとともに、メイクアップ製品の展開加速と新たなスキンケア商品の導入により、アジアにおけるプレゼンス強化に注力しながらグローバルな展開を推進していきます。
また、広告宣伝を通じてオンライン上でのプレゼンス向上、店舗におけるブランドポジションの改善によりブランド認知度を向上し、卓越したブランド価値を実現していきます。

⽶国会計基準(ASC606)の適用影響を除く

エリクシール

寺西 清華

エリクシール グローバルブランドユニット
グローバルバイスプレジデント

寺西 清華

アジアを代表する、日本発のスキンケアブランドに

「エリクシール」は、1983年に誕生したエイジングケアブランドです。2016年のリブランディング以降、売上高は3年間で2倍となる800億円超を達成し、資生堂グループ全体で3番目に大きいブランドになりました。
日本では継続的に成長し、2018年と2019年においてすべての販売チャネルを含む日本在住者スキンケア市場でシェアNo.1を獲得。中国の市場では、2017年から2019年まで、3年連続で約50%の成長を継続しています。ブランドが確立した独自価値である、美しい肌の象徴「つや玉」を軸に、お客さまのニーズを捉えた他と差別化しやすい商品を展開。さらに、海外では各市場のお客さまのニーズや習慣の違いを重視したローカライゼーションを積極的に行っています。
今後も、より多くの方々が、「つや玉」が輝く肌を最高の味方にできるように、既存市場での成長と新規市場の開拓の両輪を強化し、アジアを代表する「日本発のスキンケアブランド」を目指します。

インテージ SLI 日本在住者スキンケア市場 2018年1月〜12月および2019年1月~12月(金額シェア)

アネッサ

冨田 千晶

アネッサ グローバルブランドユニット
グローバルバイスプレジデント

冨田 千晶

日本No.1サンケアブランドから世界へ

「アネッサ」は日本で、19年連続売上シェアNo.1の日焼け止めブランドです。また、中国を含めたアジアの多くのお客さまにもご愛顧頂いています。飛躍的な成長の背景にあるのは、紫外線防御効果をはじめとした製品機能への絶大な信頼です。「アネッサ」は、100年以上続く資生堂の紫外線研究から生まれる最新の技術を常に搭載し、市場をリードしてきました。
今後のブランドの課題は、アジアでの継続的な成長と新市場の拡大です。その中で新たなイノベーションを生み、人と太陽の関係をポジティブなものに変え、わたしたちの人生を健康的で美しく輝かせたいと思っています。

インテージSRI 日焼け止め市場 データ期間:2000年11月~2019年10月 アネッサブランド(金額シェア)

クリーンとは

若年層を中心に、欧米市場を発端に大きなトレンドとなっている化粧品のカテゴリー。肌への効果や影響、環境負荷や倫理性を考慮した原材料・成分を独自に厳選して配合しているブランドが多い。また、環境への配慮など、社会課題の解決に積極的に取り組む傾向が強い。