資生堂の成長戦略
新製品が好調に推移した「Dolce&Gabbana」や「narciso rodriguez」などフレグランスブランドが成長をけん引しました。加えて「SHISEIDO」はメイクアップ製品が好調に推移したほか、「NARS」も成長を継続しました。「クレ・ド・ポー ボーテ」は2019年10月にイギリスのロンドンに出店し、好調なスタートを切りました。今後も欧州での展開を強化していきます。
欧州事業は、販売事業、フレグランスのブランド開発等を担うブランドホルダー機能、フレグランスのグローバル展開を強化する「センター・オブ・エクセレンス」機能を持ち、これらの機能の戦略的投資費用も負担しています。販売事業では10%超の営業利益率となり、当期はブランドホルダーコストを吸収してブレークイーブンの水準まで改善することができました。
欧州では、成長をけん引している「Dolce&Gabbana」、「narciso rodriguez」などのフレグランスブランドへのマーケティング投資を継続します。加えて「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」といった当社の強みであるスキンケア中心のブランドの育成にも注力していきます。