資生堂の成長戦略
旅行者の増加に伴いアジアを中心に市場が拡大した中、世界各地の空港における広告宣伝など積極的なマーケティング投資の効果により、韓国、中国、タイなどアジアを中心に「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、「NARS」、「アネッサ」等の主力ブランドが前年を大きく上回る成長を継続しました。また、成長加速に向け、「イプサ」や「エリクシール」の導入拡大や戦略的な店舗カウンターの強化を進めました。これらの取り組みにより、トラベルリテール事業は、売上高1,000億円を突破しました。
グローバルプレステージ領域でのポジションを一層強化するため、マーケティング投資を継続します。具体的には、「SHISEIDO」、「クレ・ド・ポー ボーテ」、「イプサ」、「NARS」、「Laura Mercier」などのブランドを強化していきます。
また、2020年より、日本のトラベルリテール事業も統合し、全世界のトラベルリテール事業が連携する体制を整えました。さらに、加速するデジタルコミュニケーションを通じた旅行者向けマーケティングの強化、主要オペレーターとのより強固なパートナーシップの確立、店頭対応力の強化などにより、さらなる成長を目指します。