『日本老年歯科医学会第28回学術大会（名古屋）』でランチョンセミナーを開催しました。

6月14日（水）、15日（木）、16日（金）の3日間、名古屋国際会議場（名古屋）にて、『日本老年歯科医学会第28回学術大会・総会』が開催されました。

大会2日目に、資生堂ジャパン（株）が共催したランチョンセミナーが開催され、国立長寿医療研究センター角 保徳先生（歯科口腔先進医療開発センター長）が、「要介護高齢者の口腔機能・認知機能とQOL向上を目指す化粧・整容療法」について講演をされました（座長　有限会社Willmake143　田中健児様）。

この講演では、口の中と外を包括的にケアする新しい口腔ケアシステムが紹介され、その中で、口腔外をケアする手技として化粧療法が案内されました。
実際に、国立長寿医療研究センターの病院で実施された認知症患者への化粧療法の動画が放映され、実施後の明らかな表情や会話の変化が紹介されました。

今回は日本老年学会の7つ学会＊）の合同大会でもあり、医科、歯科、看護、介護領域の専門職や研究者の方が参加しており、用意した整理券450枚は1時間半で配布が終了し、本大会最大収容人数480人の会場は、立ち見がでるほどの大盛況でした。

今後、歯科領域にかかわらず、看護・介護領域でも化粧療法の認知拡大、普及されることを期待したいです。

＊日本老年学会は7学会から構成されています。
日本老年医学会、日本老年歯科医学会、日本老年看護学会、日本老年精神学会、日本老年社会科学会、日本基礎老化学会、日本ケアマネジメント学会