心への影響
経済産業省 平成26年度健康寿命延伸産業
創出推進事業 成果(一部抜粋)
共同研究先:地方独立行政法人
東京都健康長寿医療センター

健康度自己評価*、抑うつ傾向の改善効果

心身機能の異なる様々な高齢者を対象に検証した結果、健康度自己評価、抑うつ性尺度の改善が認められた。(疑似的無作為化比較試験より)
*)健康度自己評価
高齢者自身の健康について主観的な評価を問う質問。簡単な指標でありながら、様々な健康変化の予測指標になり、近年では健康度自己評価を用いて健康寿命の算出が行われています。
化粧ケアによる地域在住高齢者の
外出頻度の変化 (調査時期:2015年10~12月)
| 事前 | 事後 | 外出頻度 | ||
|---|---|---|---|---|
| 外出頻度 (1日1回以上 %) |
介入群(N=90) | 93.3 | 83.3 | 維持 |
| 対照群(N=180) | 89.4 | 40.6 | 大幅に減少 |
冬場にかけて、介入群では外出頻度が維持
老年医学会雑誌53巻2号 2016.4
第24回日本老年医学会優秀論文賞を受賞

![QOL(生活の質)の維持・向上⇔ADL(日常生活動作)の維持・向上⇔[心:化粧をすると気持ちが前向きになる。脳:化粧をすると脳が活性化する。身体:化粧をすると身体能力がアップする。口腔:化粧をすると唾液の分泌がアップする。]](img/qol.png)















専門は化粧療法学、老年化粧学。三重県生まれ。京都大学大学院医学研究科にて学位(医学)取得。大学院在学中に介護福祉士の資格を取得。2005年資生堂に入社後、化粧療法研究に従事。著書には、『「粧う」ことで健康寿命を伸ばす化粧療法(クインテッセンス出版)』、『装いの心理学(北大路書房)』(分担執筆)、『化粧の力の未来(フレグランスジャーナル社)』(分担執筆)がある。