『祝　社会への巣立ちフェスティバル』にてセミナーを開催しました。

3月1日（日）、（株）資生堂 汐留オフィス（東京都港区）にて、公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団が主催する『祝 社会への巣立ちフェスティバル』が開催されました。
これは、さまざまな事情で保護者と一緒に生活できず、里親の下や児童養護施設で暮らす子どもたちの自立を後押ししようとするイベントで、2015年3月に高校を卒業する首都圏の高校3年生142名（女性68名、男性74名）が参加しました。
18歳を過ぎ高校を卒業すると法的な支援が終了し、1人暮らしや社会へと踏み出していくことになります。同フェスティバルは、社会人としてのスキルと心の準備をサポートすることを目的としたものです。

まず、実施された『身だしなみ講座』には、資生堂販売株式会社首都圏支社が協力し、美容の専門家であるビューティーコンサルタントが、女子生徒には基本のスキンケアとメイクアップ、男子生徒には、スキンケアやヘアケア、ボディケア、ハンドケアを行いました。
続いて『装いマナー講座』では、株式会社AOKIのスタッフがスーツの着こなしやマナーについての指導を行ないました。
最後に、特定非営利活動法人NPOカタリバの協力で、社会人や大学生と語り合う場『カタリ場』を行い、高校生たちは先輩たちの体験談に耳を傾け、これからの目標について語り合いました。

参加した女子生徒からは、「化粧は初めてでしたが、親切に基本からちゃんと教えてもらってよかったです。」、「いつも自分で化粧をしていましたが、自分の持っている化粧品よりもたくさんのキレイな化粧品を使うことができて嬉しかったです。」、などの声をいただき、男子生徒からは「本格的にスキンケアをしたのが初めてで、楽しかったです。肌がツルツルになりました。」などの声をいただきました。

また、セミナー推進者からは、「『お化粧は初めて』という方も多く、最初はぎこちなく、緊張している感じでしたが、だんだん慣れてきて、自分から『私にはどの色が似あいますか？』と聞いてきました。最後には素敵な笑顔になっていて、こちらも嬉しくなりました。」との声がありました。