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過去の企画展

「資生堂化粧品と資生堂石鹸の紹介映画」より、ショーウィンドーを覗き込む人々 『資生堂月報』1930年9月号誌面より

都会の美粧 –資生堂と銀座の装ひ–

企業文化展

2013年10月1日(火)-2014年3月30日(日)

銀座は、明治の文明開化以降、日本のなかでいち早く海外からの流行文物を摂取し、文化的、商業的にも頭角をあらわした先端街です。銀座はまた、人びとの新しい価値観とともに、それらと共にある卓越したライフスタイルを創出し、日本のその他の地域へと伝播の中心としても存在してきました。資生堂は創業から今日まで、そうした街、銀座に生まれ、育まれ、発展してきました。

日本において、近代以降の新しい価値観とライフスタイルをかたちにしてきた街、銀座と、人びとの生活を美しく彩ることを目指してきた資生堂。新しい街の魅力に憧れ、新しい生活への感覚に溢れた人びとが、街路を行き交い「粧ひ」や「振る舞い」とともに街を彩る。そうしたすべてを含めた銀座という街の美しさを「都会の美粧」というタイトルに込めました。

都市を中心とした新しいライフスタイルへの意識が高揚したモダンエイジ、1920年代から30年代を中心に、当館の収蔵資料から、初代社長、福原信三の自筆原稿や、近代洋画家、川島理一郎の建築デザイン画をはじめ、資生堂の特徴ある企業活動を伝えるオリジナル資料を展示することで、資生堂が銀座と共にしてきた美意識の一端をご覧いただきました。

Circus Ecstasy モデル着用衣装(2012年冬)

願えば叶う マジョリカ マジョルカ
- マジョリカ マジョルカ10周年
資生堂企業資料館特別企画展 -

企業文化展

2013年7月30日(火)-9月29日(日)

資生堂のメーキャップブランド「マジョリカ マジョルカ」のブランド誕生10周年を記念した特別展示を行いました。

女の子たちの尽きることのない欲望を叶えるための知恵が詰まった多彩なアイテムをはじめ、「マジョリカ マジョルカ」の秘蔵コレクションを特別公開。これまで「マジョリカ マジョルカ」の広告ヴィジュアルの撮影で実際に使われた小道具やモデル衣装など、「マジョリカ マジョルカ」独自のイメージ世界を会場に再現しました。また、今回の展示企画では、資生堂企業資料館の館内だけで、スマートフォンから楽しめる特別コンテンツや、掛川駅南口から資生堂企業資料館の間を土・日・祝日のみ限定で、「マジョリカ マジョルカ」のラッピングバスが運行しました。

「資生堂 香水物語」

「資生堂 香水物語」

企業文化展

2013年3月26日(火)-7月28日(日)

資生堂の初代社長、福原信三も、20世紀初頭にヨーロッパの香水に魅了された一人です。信三の香水への思いは、近代日本における本格的な香水づくりへと発展し、次々と新たな香水を生み出しました。日本の伝統的なデザインや精神を大切にしながら格調ある西洋のデザインを取り入れた信三の香水づくりは、その後も受け継がれ、東西のエッセンスを織り交ぜた資生堂独自の香水スタイルが築かれました。

本展を通じて、資生堂の香水づくりの精神と香りの文化に触れ、香水がある豊かな生活の一端をお見せした企画となりました。