2023年11月01日
発行元:(株)資生堂
サステナビリティ
資生堂、Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2023において企業ランキング1位を獲得
資生堂は、世界的なビジネスリーダーのためのメディア「Forbes JAPAN」が主催する日本最大規模の女性アワード「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2023」において「企業ランキング1位」に選ばれました。「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2023」は、ジェンダーギャップ解消のためのベストプラクティスを共有し、企業と女性をエンパワーメントすることを目的に、2016年から開催されています。
Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2023
2023年の「企業ランキング」は、東証プライム上場企業およびエントリーした企業約1,900社を対象に、「ダイバーシティ」、「労働環境」、「人的資本開発」、「パフォーマンス」の項目から企業の公開情報、エントリー情報を元に評価、データ数値化し、選出しています。
当社の受賞にあたり、主に以下の取り組みが高く評価されました。
・ サプライヤー企業から商品・消費者に展開するサービスまでD&Iを浸透させる事業構造
・ 男女の平均勤続年数にほぼ差が見られず、各キャリアステージでトップクラスの女性比率
・ 働き方の柔軟性・多様性を認める職場環境の整備
資生堂のダイバーシティ&インクルージョン
当社は、1872年の創業以来、多様な価値観やライフスタイルのアップデートを通して時代を切り拓き心豊かな生き方を提案してきました。「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」を企業使命に掲げ、人は本来、多様であるとの認識のもと、固定的な価値観や偏見、同調圧力を払しょくし、一人ひとりが自分らしい人生を実現できるインクルーシブな(包摂性豊かな)社会の実現に向け、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を重要な経営戦略と位置づけています。本業であるビューティービジネスおよび社内D&Iの取り組みを通じて蓄積した当社の強み・知見・経験をグローバルでの社会課題解決に活かしていきます。
<ジェンダー平等>
女性活躍の推進は、あらゆる属性の人々が能力を発揮できる環境づくりにつながると考えています。当社は、2030年までに、あらゆる階層において機会均等の象徴である男女比率50:50を目指します。現在、取締役会に占める女性比率40.0%※1、女性エグゼクティブオフィサー比率35.3%※1、国内資生堂グループの女性管理職比率は37.6%※2です。着実に向上していますが、企業として取締役会での多様性向上はもとより、特に、組織文化への影響の大きい執行責任者層のジェンダーバランスの実現に向けて、2017年より開始した女性リーダー育成の研修「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」の多角化や、アンコンシャスバイアス(無意識の思い込みや偏見)払拭のためのワークショップ拡充をはじめ、さらなる取り組みを強化しています。また、仕事と育児を両立するための労働環境が必須であることから、業務の目的に合わせてオフィスワークとリモートワークを柔軟に組み合わせる「資生堂ハイブリッドワークスタイル」を導入しています。そして、子会社であるKODOMOLOGY株式会社を通じて、産前期および乳幼児から小学生までの幅広い年齢層の子どもをもつ当社および提携企業の社員向け子育て支援サービス「KANGAROOM+」(カンガルームプラス)を展開しています。
社会に向けた取り組みとしては、2023年、社内研究機関「資生堂D&Iラボ」を発足しました。多様な人財が持てる力を発揮することで、異なる価値観や考え方が新たなイノベーションを生むまでのプロセスを検証し、多様性と企業成長の因果関係を実証すると同時に、施策効果の実証により、多様性の力をいかすためのノウハウの抽出を目指します。これらの研究で得られた知見は自社内だけでなく社会にも共有することで、D&Iの実現による日本経済の成長促進へ貢献していきます。また日本企業の役員※3に占める女性比率の向上を目指す「30% Club Japan」は、英国発祥のグローバルイニシアティブであり、日本では2030年をめどにTOPIX100企業で女性役員の比率30%※4を達成することを目標として2019年5月に発足し、2022年5月に第2期がスタートしました。当社代表取締役 会長 CEO 魚谷雅彦が第1期に続き、第2期も再任して会長を務めており、日本社会の成長のポテンシャルでもある女性のさらなる活躍を促進すべく、リーダーシップを発揮しています。
※1 2023年4月1日時点
※2 2023年1月1日時点
※3 役員は取締役と監査役と定義
※4 TOPIX100の取締役会における女性役員比率(監査役会設置企業は監査役を含む)
<美の力によるエンパワーメント>
「美」の力が心身の満足だけでなく、社会的な満足にも寄与することを発信し、年齢、疾病、障がいなどを問わず、さまざまな人々が、自分らしい一歩を踏み出すことを支援しています。1956年、戦禍によるやけど跡で苦しむ方へのメイクアップ製品を日本で初めて発売したことが活動の始まりです。「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」は、生まれつきのあざ、やけど跡、がん治療の副作用による外見ケア研究、美容情報の発信や専用製品の開発を行っています。現在では4つの国と地域(日本、中国、シンガポール、台湾)で専用施設である「資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター」を拠点に展開しています。これからも、誰もが持つ「自分らしくありたい」という願いを、「美の力」で支援していきます。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。