スキンケア
2023年 春夏
基本テクニック
スプリング アンド サマー
賢い日焼け止めの選び方
紫外線対策
テーマ
春からの紫外線量は、
夏に向けてさらに上昇。
お肌にとっても油断大敵です。
紫外線による肌ダメージによって、
「シミ」「そばかす」
「肌の乾燥」「ハリのなさ」
にもつながるため、
今の時期から
しっかり対策しておきたいですね。
そこで、今回のテーマは、
「賢い日焼け止めの選び方」です。
皆さんは日焼け止めを選ぶとき、
何を基準に選んでいますか?
たくさんあって何を選んだらよいか
わからないという方も多いはず。
日焼け止めを選ぶときのポイントを
ご紹介します。
ポイント1自分に合った日焼け止めを
選びましょう
日焼け止めには、紫外線防止効果の高いものから、低刺激なもの、また、ジェルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプなどさまざまなタイプがあります。肌状態に合わせて自分が使いやすいものを選びましょう。
- ①ベタつきが気になる場合は、サラサラ感のあるタイプ
- ②ボディにつける場合は、ボディ用の日焼け止めを選びましょう。みずみずしくなめらかにのびて塗りやすいものがおすすめ
- ③乾燥が気になる場合は、うるおい感のある保湿力の高いタイプ
- ④肌がデリケートな方は、アルコール・防腐剤(パラベン)・鉱物油・香料・着色料を配合していない低刺激設計の敏感肌用がおすすめ
- ⑤手を汚さずに塗り直したい場合は、スプレータイプが簡単で外出時にも便利
- ⑥肌色を明るく見せたい場合は、UVカット、化粧下地、ファンデーション3つの機能が一つになったBBタイプや、オールインワンタイプなど
ポイント2SPF値&PA値は
使用シーンに合わせて選ぶこと
日焼け止めを選ぶときの「PA」や「SPF」の表示についてご存知ですか?「PA」は「UV-A(A紫外線)」、「SPF」は「UV-B(B紫外線)」を防ぐ効果を示し、それぞれ数値が高いほど、+の数が多いほど、効果が高くなります。
特に注目されている「生活紫外線」とも呼ばれ、シワやたるみの要因のひとつになるのがUV-A。
A紫外線(UV-A)から肌を守る効果を示す「PA」は+(ワンプラス)から++++(フォープラス)の4段階で表示。
B紫外線(UV-B)を防ぐ効果の最高値はSPF50+。レベルが表示されているので、生活シーンにぴったりの日焼け止めを選んで、肌を守りましょう!
炎天下でのレジャーと日常生活とでは受ける紫外線の強さや量が違います。
屋外でのスポーツ、レジャーなどでは、SPF50+・PA++++の最高レベルのものがベスト。普段の通勤などでは、SPF30程度あればOKです。
思いの外、日差しが強く感じられたときは、スプレータイプの日焼け止めをバッグに携帯しておくと安心ですね。
ポイント3適量を守りましょう
商品によって使用量にも違いがあります。ベタつくからと言って少ない量だと期待通りのUVカット効果が得られません。また、量が少ないことで、摩擦によって肌に負担をかけてしまいます。使用する前に適量を確認してから使いましょう。
ポイント4こすらず簡単に落とせること
落とすときにゴシゴシ擦ることによって肌に大きな負担となります。商品によって、落とし方もさまざま…。
店頭で商品を購入する際には、落とし方も一緒に確認しておきましょう。
「賢い日焼け止めの選び方」皆さん、いかがでしたでしょうか?
ポイントとなるのは、「肌状態」に合っていること。そのうえで、「利用シーン別」や「使いやすさ」を合わせて選ぶことで、より効果的に日焼けを防ぐことができますよ。
~ コーナーに協力してくれるのは ~
資生堂社員のMisaさんです。
Misaさんは、本社資生堂の人財開発本部でダイバーシティ&インクルージョンの
社内推進業務などを主に担当しています。
2017年~2019年には、このリスナーズカフェを担当されていたこともあります。
朗らかで、いつも笑顔のMisaさんは、
ロングヘアの髪を後ろで1つにまとめていらっしゃいます。
普段は、娘さんの習い事や、学校行事など忙しい毎日。
夏には家族で海水浴やプールへのお出かけも楽しんでいるそうです。
私は、入社してから、これまでリスナーズカフェや、社員のボランティア・寄付などの社会貢献活動の業務をしてきました。
実は、私も視覚に障がいがあります。日焼け止めのタイプなどたくさんの種類があって分からないことも多いので、今日は実際に試しながら、その違いや効果を知りたいと思っています。皆さんにとって日焼け止めを選ぶ時の参考にしていただけると嬉しいです。
さまざまな経験をお持ちのMisaさんに協力いただきながら、
商品の特長や使用感を実際試してみました。
タイプ別の日焼け止めをアイテムごとに約2分程度の音声情報にまとめていますので、
ぜひ、音声も一緒にお楽しみください。
おすすめアイテム
正しい日焼け止めの塗り方
顔全体に均一にのばすことがポイントです。
- 適量を手のひらに取り出し、利き手の3本(人さし指、中指、薬指)の指先に取ります。(写真1)
- 両手3本の指先を合わせ、指先に広げてから、顔につけます。(写真2)
- ほお、額、鼻、あごと、顔全体に均一になじませます。顔の中心から外側に向けて、ていねいにのばしながらなじませます。(写真3)
- のばし終わったら、顔全体を指先で触って確認します。とくに、「髪の生えぎわ」「眉間」「耳」「小鼻のわき」「フェイスライン」などは塗り残ししやすいパーツ。意識して塗るようにしましょう。(写真4)
ポイント
手のひらが肌にぴたっと吸いつく感じがちょうどいい量です。日焼けしやすい額、ほお骨、鼻などの高い部分は重ねづけしておきましょう。
注意点
ペタペタしたり、ベタつきを感じるようだとつけすぎです。つけすぎてしまうと、ファンデーションがムラづきになり、化粧くずれの原因にもなります。多すぎたかな?と感じたら、ティッシュペーパーで軽くおさえ、指でなじませましょう。
外出先での化粧直し
汗をかいたな…と思ったときは化粧がくずれる前に直しておくのがベスト。
ここでは、外出時の”化粧直し”をご紹介します。
- 汗をかくと、つい手でこすってしまいがちですが、タオルやハンカチなどでやさしくおさえるように水気を吸い取るようにしましょう。
触ってベタつく場合は、あぶらとり紙、またはティッシュペーパーで、Tゾーンや小鼻まわり、あごなど、ベタつくところを中心におさえます。(写真1) - ミストや、スプレータイプの化粧水で保湿し、汗のベタつきをおさえます。顔から20センチ離し、1~2周ゆっくり円を描くように吹きかけた後、手のひらでなじませます。(写真2)
- 外出時は、パウダータイプのファンデーションが便利です。スポンジの2分の1に取った量が顔半分の量になります。ファンデーションを塗る際は、右ほお→右額→左ほお→左額と、片側ずつ仕上げます。目、鼻、口まわりは最後につけます。特にくずれやすい部分は、滑らせるように薄く仕上げましょう。(写真3)
パウダータイプのファンデーションには、SPF16~25くらいまでUVカット効果もさまざま。ぜひ、店頭でも相談してみてくださいね♪
プラス情報
- スポーツやレジャーなどで、毛穴落ちや化粧くずれしやすい場合は、クレンジングシートなどで一度落としてから、スキンケア→日焼け止め→化粧下地→ファンデーションと、塗り直すことをおすすめします。
- 加えて紫外線を通しにくいUVカット効果のある素材の衣服、つば広の帽子や、日傘などを活用することでより紫外線ダメージからお肌を守りましょう。
- 紫外線を浴びた後の肌ケアも忘れずに。
- あぶらとり紙を使用し、皮脂をおさえる
-
スプレータイプの化粧水を使用し、
噴射後、なじませる - パウダーファンデーションを塗布する