キレイのQ&A
肌のこと、髪のことなど、キレイにかんする疑問、質問をあつめました。
紫外線のこと
日焼け止め(サンスクリーン)は、プールの水を汚さないの?
日焼け止め(サンスクリーン)をつけてプールで泳いだ後に、プールの水をよごさないかどうか実験してみました。すると、皮ふ科の先生たちが調べたはんいでは、プールの水が、決められた基準で、よごれていないことがわかりました。
くちびるも日焼けするの?
からだとちがって、くちびるにはメラニン色素がとても少なく、紫外線を防止することができません。それに、くちびるには、うるおいをつくるあぶらのせんや汗をだすせんがないので、乾燥しやすくあれやすい部分。だから、ふだんからリップクリームで保護したほうがよいです。日焼け止め効果のあるリップクリームもあります。
くもりや雨の日は日焼けしないの?
晴れていないときでも紫外線はふりそそいでいますから、くもりや雨の日でも日焼けします。だから、太陽が見えないからといって安心してはいけません。晴れの日の紫外線の量を100とすると、くもりの日で約65%、雨の日でも約20%は地表にとどくといわれています。特に4月~9月はくもりや雨の日も紫外線予防を心がけましょうね。
洗顔のこと
洗顔はすればするほどいいの?
いいえ。顔を洗いすぎると、よごれといっしょに必要なうるおいなども取り除いてしまうよ。1日1~2回が基本。
洗顔フォームを顔の上で泡立てちゃだめ?
ダメー。手と顔のあいだにふんわりした泡がないと、手と顔がこすれてしまうよ。あまりこすると痛いし、肌があれたりもします。
泡立てがめんどくさい!
いそがしいときは、最初から泡で出てくる洗顔料があるよ。おためしあれ。
泡立てがうまくできない…
手の形がポイントだよ。手をちょっと丸めてうつわのようにして、泡立てるほうの手は少し立ててかき混ぜるようにするときっとうまくいきます。
洗顔フォームを使ったら、肌がむずむずしたよ
もしかして、すすぎ残しかもしれません。泡が落ちずにそのまま肌に残るとまれに刺激を感じたりするよ。すみずみまできちんと流してね。それでもなおらない場合は、体調などで一時的に肌に合わないということもあるから、使わないでようすを見てください。
洗顔後、肌がつっぱった感じがするのはなぜ?
洗顔したあと、肌のうるおいが少なくなっているからですね。あまり熱いお湯で洗うと刺激が強すぎたり、肌に必要なうるおいまで洗い流してしまうことがあるから、ぬるま湯で洗いましょう。また、肌のあぶら分を取りすぎないマイルドな洗顔料を使ってみるのも効果的。洗ったあとは、肌がつっばる前に化粧水やクリームをつけてケアしてね。
にきびのこと
夏になるとにきびがふえるような気が…
夏は気温が上がって汗やあぶらがたくさんでますね。肌の表面があぶらっぽくべたつきやすくなると、ほこりなどのよごれがつきやすくなります。それが毛穴につまったりすると、にきびの原因になることがあります。だから、あぶらっぽくなる部分をマメに水あらいしたりして、いつも清潔に保つことが大切。あらうことができないときは、あぶらとり紙であぶらをとるのもひとつの方法かも。
顔をマメにあらうとにきびをふせぐことができるの?
にきびは、肌のあぶら分が多くなる時期に肌がべたついてよごれやすくなり毛穴をつまらせたりすることが原因のひとつなので、よごれたり、あぶらが気になったらマメに顔をあらって清潔にすることは大切です。けれども、あらいすぎは肌をしげきして肌のあぶら分を増やしたりするから、1日3回(朝・昼・夜)くらいを目安にやさしくあらってあげてね。また、不規則な生活やあまい物、油っぽい食べ物を食べすぎないことも予防になります。指でさわったり、つぶしたりするとひどくなったり、あとが残ったりするから気をつけてください。
かさかさ肌のこと
かさかさしているときも、洗ったほうがいいの?
きちんとよごれを落としたほうが、肌はちからがはっきできるよ。しっとりタイプの洗顔料を使ってやさしく洗いましょう。熱いお湯はうるおいをうばってしまうので、ぬるま湯で。
冬になると肌がかさかさになっちゃう…
冬は、低い気温や乾燥した空気、冷たい風、部屋の暖房などのために、肌の表面のうるおいがなくなり、肌を外界から守る力が弱くなってしまいます。乾燥した状態が続くと、肌の内部でも肌をよい状態に保つはたらきが弱くなります。そして、肌のうるおいを保つ水分とあぶら分が少なくなってしまうから、かさかさになりやすいのです。顔を洗ったあとは、化粧水やクリームをつけて、うるおいを保つようにしましょう。
手や足が白くかさかさになる
寒くなると手や足は、寒さや乾燥などの刺激にとても敏感になります。あまり熱すぎないお風呂に入って、十分に温まり血行をよくしましょう。お風呂からあがったら、ボディーローションやクリームをぬって、うるおい補給を。冬は手を洗ったあと、ハンドクリームをつけて乾燥から守ることもおすすめ。
夏は肌が乾燥するの?
夏の肌はうるおっているように感じるけれど、汗をたくさんかいて皮ふの表面をおおっているうるおいの膜が流されてしまうから、実は乾燥しやすいのです。それに、冷房で部屋の温度や湿度が低くなり、からだの血行が悪くなるのでうるおいの膜ができにくく、また皮ふの表面の水分もうばわれてしまいます。冷房のきいた部屋にあまり長くいないように気をつけようね。
髪のこと
1日に髪の毛は何本くらいぬけるの?
人の髪の毛は個人差があるけど約10万本といわれていて、1日あたり70~120本くらいが自然にぬけ落ちます。だから1日にそのくらいぬけても、心配しなくてだいじょうぶ。それに髪の毛は1本1本にヘアサイクルがあって、ある期間成長を続けると、その後ぬけ落ち、そこからまた新しい毛が生まれてくるというくり返しをしているから、いつも一定の量に保たれています。
髪はドライヤーでかわかすより、ぬれたままねたほうがいたまない?
髪がぬれた状態は髪の表面にあるキューティクルという髪の内側を守ったり、つやを与えている部分がやわらかくなって、はがれやすくなっているから、ぬれたままねるのは禁物です。シャンプーのあと、髪をこすらないようにていねいにタオルで水分をとったら、あまり熱すぎない程度のヘアドライヤーでよくかわかしてからねて、美しい髪を守ってあげてね。
フケの原因は何?
フケの原因は頭皮についたあぶら分やよごれに細菌がついて、それが原因でかゆみやフケ、ときには炎症につながることもあります。とにかく頭皮を清潔にすることがいちばん大切ですから、シャンプーを毎日ちゃんとして頭皮を清潔に保つことと、つめを立ててかいたりしないようにしましょうね。
髪がパサパサになって、とかすと静電気が・・・
髪も肌と同じように冬場は乾燥してしまいます。水分の少なくなった髪の毛は、ブラシとこすれあい静電気がおきやすい状態になります。シャンプーやリンスをしっとりタイプにしたり、トリートメント効果の高いものを使って髪にもうるおいをあたえてください。無理なブラッシング、ドライヤーのかけすぎ、シャンプーのときの髪の毛のもみ洗いなども、パサパサの原因になるので気をつけましょう。
髪の毛も日焼けするって本当?
髪も知らずしらずのうちに紫外線のダメージを受けています。たとえば、髪がパサパサしたり、茶色くなったり…。だから、たくさん外で遊ぶ時や海・プールでは、ぼうしをかぶって紫外線から守りましょう。髪の毛専用の日焼け止めもあります。
その他のこと
毛穴の黒ずみ、どうしたらいいの?
毛穴の黒ずみが気になるのは、小鼻などのあぶらが多いところだったりしない?あぶらの分泌が多くなると、スムーズに排出されずに毛穴がせまくなってつまりやすくなります。その毛穴につまったあぶらや皮ふのよごれが混ざりあって固まり、毛穴をふさぐのが黒ずみの原因のひとつ。だから、毛穴につまったあぶらやよごれを取りのぞくために、ていねいに洗顔して肌を清潔に保つことが大切です。
汗のニオイが気になる
実は、汗はもともとニオイがありません。ニオイの原因は、汗が皮ふの表面に常にある菌に分解されてニオイに変化してしまうから。だから、毎日お風呂に入ってからだを清潔に保つことが大切です。特にニオイが気になる時には、汗のニオイをおさえる効果のあるスプレーを使うのもよいかも。
足のニオイになやんでいます
足はとても汗をかきます。汗そのものにはニオイはないのだけれど、くつやくつしたでおおわれているので、とてもムレやすい。ムレた汗は微生物の栄養になって分解され変質するから、ニオイになってしまうのです。だから、特に夏はマメに足をあらうことと、あらったあと水気をとって十分に乾燥させることが大切。それでも気になる時は、足専用のニオイをおさえるスプレーもありますよ。
ストレスって肌にもえいきょうするの?
心とからだはとっても密接な関係だから、強いストレス状態がつづくと、肌あれやにきびができたり健康までもそこないます。ストレスが高まりすぎてからだに悪い影響がおよぶ前に、ストレスをやわらげて解消することが大切です。食事やすいみん、運動はもちろん、友人関係やおしゃれもプラスに作用します。音楽などもうまく生活に取り入れてじょうずにストレスを解消してくださいね。
うぶ毛をそるとこくなるの?
うぶ毛がとても気になる場合はそってもこくなったりすることはありません。ただ、そる前には乳液やマッサージクリームなどをつけて肌を守ってあげて、必ず上から下の方向になぞるようにそります。そった後はマイルドな化粧水やカーマインローション(粉末入りの化粧水)や乳液などをつけて肌をいたわってあげましょう。
すいみん不足は肌に悪いの?
美しく健康な肌をたもつためにはすいみんはとても大切です。だから、すいみん不足は肌によくありません。特に夜の10時から夜中の2時までは“黄金のねむり”といわれ、成長ホルモンがつくられて、皮ふの再生活動がさかんに行われる肌のための大事な時間。この時間帯のねむりを大切にしてください。すいみん不足にならないよう規則正しい生活を心がけてね。
冬にほおが赤くなるのが気になる
冬にほおが赤くなるのは、寒い外からあたたかい部屋に入ったときの急な温度変化で、血液の流れがとどこおってしまうのが原因。だから、少しでも血行をよくすることが大切です。寒い外からあたたかい部屋に入る前に、ほおを手でおさえて温度の変化に肌がなれるように準備してください。ほおがほてっているときは、肌を守るバリア機能が低くなって乾燥しがちになるから、肌にうるおいを補給することも忘れずに。
くちびるがあれてつっぱっちゃう…
くちびるは肌よりうすくて、水分をためておく力が少なく、水分とあぶら分をつくりだすはたらきがないので、乾燥しやすくデリケートな部分。それにメラニン色素が皮ふにくらべてとても少ないから、紫外線の影響を受けやすいです。くちびるが乾燥しがちなときは、つっばらないように、リップクリームをつけてしっかり保護しましょう。