アイシャドウ
2022年 夏

基本テクニック

アイシャドウの選び方

さまざまなアイシャドウ

アイシャドウは、色やつけ方によってすっきり見せたり、やさしい印象に見せるなど、仕上がりのイメージがガラッと変わります。アイシャドウを選ぶときは、なりたいイメージに合わせたり、仕事やプライベートなどTPOに合わせて色を選びましょう。

アイシャドウの役割

アイシャドウは、まぶたに光や陰影をつけて、目もとの立体感を演出します。はじめは、肌なじみのよい淡い色を選ぶとよいでしょう。

アイシャドウのタイプ

おもに、パウダータイプ、クリームタイプ、リキッドタイプ、ジェルタイプなどがあります。さまざまな色や質感で目もとに彩りを与え、つける色の印象で表情が変わってみえます。

色の選び方

色には、それぞれ、色の持つイメージ「印象」があります。自分のなりたいと思うイメージや、こういう印象に見られたいと思うイメージに合わせて色選びをしてみませんか?まぶたのくすみをカバーして明るい印象にしたいときは、ベージュ系。可愛らしさや優しい印象には淡いピンク系。華やかな印象にしたいなら、パールの輝きのあるゴールド系や、ラメのキラキラとした質感をプラスしましょう。さわやかな印象には、グリーン系もgood。明るく元気な印象に見せたい時は年齢に関係なく、オレンジや、なじみやすいコーラル系(オレンジとピンクの間の色)がおすすめです。クールビューティーに大人っぽく見せるには、ダークブルーや、カーキなど深みのある色をまつ毛の生えぎわにつけるとキリっとした印象に。パープル系は、エレガントな演出にピッタリです。
ぜひ、なりたいイメージに合わせて色選びを楽しんでみてくださいね。

アイシャドウのつけ方

アイシャドウをつけるときは、アイシャドウチップを使用する方法が一般的ですが、指でつけると量の調節がしやすく、肌になじみやすいのでおすすめです。ここでは、取り入れやすく、失敗の少ないクリームタイプのアイシャドウのつけ方をご紹介します。

  1. アイシャドウをつける位置を確認しましょう。
    アイシャドウは、まつ毛の生えぎわからアイホールまでつけます。アイホールは目のまわりのくぼみのことを指します。鼻筋側を目頭、目の外側を目尻とよびます。指でアイホールのくぼんでいるあたりを触って位置を確認してみましょう。(写真1)
  2. アイシャドウをつけるときは、目を軽く閉じ、利き手反対側の人さし指で、眉毛の下あたりを軽く引き上げます。(写真2)
  3. 利き手の中指で2~3回円を描くようにアイシャドウを取ります。まつ毛の生えぎわに沿って、目尻から目頭に向かってアイシャドウを左右に往復させながら、アイホールまで少しずつ指をずらしてつけます。
    目尻から目頭、目頭から目尻という流れで2回ほど往復させます。目尻からつけることで、アイシャドウの粉が目頭にたまってしまうことが少なく、自然になじみます。(写真3)

アドバイス

  • 目もとは、デリケートな部分のため、アイシャドウをつけるときは、優しい力加減でこすらないようになじませるのがポイントです。「化粧指」(けしょうゆび)とよばれる中指を使ってなじませましょう。
  • アイシャドウをつける前に、事前に指の動きを練習しておくとスムーズにつけられます。色みやタイプ、仕上がりの好みや、指だけでなく、チップや、ブラシの用具を使う場合には、店頭でご相談ください。
  • アイシャドウのよれが気になる場合は、何もついていない指先を使い、アイホールのまわりを軽く目頭から、目尻に向かってなでるようにします。そうすることで、ムラなく、きれいに仕上げられます。

※アイシャドウがついた指やチップ、ブラシなどが目に入らないように気をつけましょう。万が一、もし目に入ってしまった時は、こすらないで、すぐに水またはぬるま湯の中で、まばたきをしながら、よく洗い流しましょう。違和感を感じる場合は、専門医にご相談ください。

  1. 写真1 アイホール、目頭と目尻 アイホールは、目のまわりのくぼみ部分。
    鼻筋側を目頭、目の外側を目尻とよびます。
  2. 写真2 眉の下を引き上げているところ 利き手反対側の人さし指で
    眉の下を軽く引き上げます。
  3. 写真3 アイシャドウをつけているところ アイシャドウを利き手中指に取り、
    まつ毛の生えぎわに沿って
    左右に往復させます。
  4. 写真4 完成 アイシャドウの完成です!

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