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化粧療法研究室ハカセのブログ

ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)

毎年2月4日は、一人ひとりが、がんに関する意識を高め、知識を増やし、この病気に対して行動を起こすことを目的として、世界が一体となって各地でさまざまな取り組みを行う日です。

今年も国内のみならず世界中で、様々ながん患者団体や支援団体が主催するイベントが開催されました。
私は、がんサバイバーに関連する写真展&トークセッションやオンラインセミナーを聴講し、がんについて知識を深めることができました。

また、当社では、世界対がんデーに先駆けて、2/3に昨年がん罹患経験者を対象に実施した「がん治療に伴う外見変化に関する実態調査」の結果を発表しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002340.000005794.html (外部サイトへのリンク)

詳細はこちら https://corp.shiseido.com/slqm/jp/information/information_230203.html

その調査の中で、「外見ケアについて相談しやすいか」という質問に対する回答結果を紹介します。
「相談しやすい」の回答の割合は、全エリアでは女性74%、男性は78%でしたが、日本はその割合は、女性48%、男性56%と男女ともに全エリアの中で最も低い結果でした。

昨年2月のブログでもお伝えしましたが、病気や治療に伴う外見変化について相談した経験がある人の割合は、調査国(ドイツ、中国、日本)の中で、最も低い結果でした。
「相談しにくい」という心理が、「相談する」という行動に影響を及ぼしていると考えられます。背景には、国民性もあるのかもしれませんが、まずは「相談しやすい」環境づくりをしていかなければ、外見ケアを届けることがきません。
がん治療に伴う外見変化の悩みには、脱毛、色素沈着、皮膚の乾燥、爪の変化などがありますが、一番の悩みは、「相談しにくい」ことではないでしょうか。

当社では、ウェブサイトでの情報発信、専用施設での個別対応、セミナー開催などを通じて、相談しやすい環境づくりをしています。
資生堂 ライフクオリティー メイクアップ

今後もいろんな方々と連携して、地域で相談しやすい環境づくりを推進していきます。また、調査や研究活動を通じて、信頼できる情報の発信、そして外見ケアを届ける活動を続けていきます。

調査概要

実施概要
がん治療に伴う外見変化に関する意識、及び実態などについての調査
実施エリア
アメリカ、中国(上海)、中国(四川省)、ドイツ、フランス、日本、シンガポール、タイ、ベトナム
調査対象者
男女がんサバイバー(がん罹患経験がある20-50代)
有効回答者数
各国/地域 男性n=50×9エリア(450人)、女性n=100×9エリア(900人) 合計1350人
調査期間
2022年5月12日~6月16日
調査方法
インターネット調査

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