資生堂の化粧療法ハカセのブログ
ワールドキャンサーデー(世界対がんデー)
毎年2月4日は、一人ひとりが、がんに関する意識を高め、知識を増やし、この病気に対して行動を起こすことを目的として、世界が一体となって各地でさまざまな取り組みを行う日です。
今年も国内のみならず世界中で、様々ながん患者団体や支援団体が主催するイベントが開催されました。
当社では、その日に合わせて、がん治療の副作用による特有の美容上の悩みや、外見上の変化(肌の色変化、眉・まつ毛の脱毛など)に対し、化粧に不慣れな方でも試していただける簡単でわかりやすい美容テクニックをまとめた小冊子「外見ケアBOOK ~自分らしく、心地よく。~」を発行しました。
がん患者のみならず情報を必要とされる多くの方に当BOOKをお届けできるよう、資生堂 ライフクオリティー メイクアップサイトからの閲覧やダウンロードも可能です。
昨年、当社がドイツ、中国、日本の20-50代女性がんサバイバー(2021.6~7月実施 各国100名WEB調査)を対象に、外見ケアに関する調査を行いました。結果の一部を紹介します。
Q 「病気や治療に伴う外見変化について相談したことがありますか?」
(ある場合)Q 誰に相談したか(複数選択式)
ドイツ | 中国 | 日本 | |
---|---|---|---|
相談経験のある割合 | 80% | 80% | 61% |
相談相手 1位 | 医師 74% | 医師 64% | 患者仲間 54% |
他の2か国と比べると、2021.4.28のブログでも紹介しましたが、やはり日本人は外見の悩みを誰かに相談する割合が低いです。また、日本人は相談したとしても、医師には相談しにくいようです。ちなみに患者仲間以外の相談相手は、2位 看護師 44%、3位 美容技術者 38%、4位 医師 34%でした。
医師と患者の関係性やもともとの国民性も関係しているかもしれません。
この冊子は、全国 385 のがん拠点病院にも提供しております。
直接だれかに相談しにくい場合に、まずこの冊子を手に取ってみていただければと思います。
このBOOKが、外見上の変化に対する悩み解決の一助になれば幸いです。