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化粧療法研究室ハカセのブログ

超難関大学?で講演してきました

6月に都内の大学で講演をしてきました。
講演タイトル:【「よそおう」から健康を考える ~いつまでも地域で自分らしく~】

このような状況ですので、学生さんは、リアル(来場)とオンライン(ZOOM)のどちらかの参加となりました。

会場の様子(感染対策をしっかりして、間隔を十分に空けて着席)

これまでに何度か大学で講義をしたことがありますが、毎回学生さんが真剣に学んでいる姿をみると、私自身良い刺激になります。
ただ、今回参加された学生さんを見渡すと、いつもと様子が違いました。

明らかに講師の私が最年少。
大学なのになぜでしょう??

大学の名前は、、、
「なかの生涯学習大学」
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/172000/d025337.html (外部サイトへのリンク)
この大学は、地域の仲間を作る活動のための学びの場として、中野区地域活動推進課の公益事業の一環で取り組まれている活動です。

入学の条件は、中野区在住で原則55歳以上。
どんなに頑張っても、現状の私は入学できません。超難関というより入学不可能。

活動期間は3年間で2年目からはテーマを決めて、地域課題や地域歴史をテーマにゼミ活動をするとのことですので、結構本格的です。

司会進行は、元教師の男性。大勢に向かって壇上で話をするのはお手の物。
冒頭、人生の大先輩に、若造の私のプロフィール紹介をしていただき、ただただ恐縮です。。。。

講演でもお伝えしましたが、「人や社会とのつながり」が、健康長寿に最も重要な要素です。住み慣れた地域で仲間と一緒に興味のあることに取り組む場があること、そういった場で何か役割があること、このような「人や社会とのつながり」が「生きがい」につながります。

東京大学の飯島教授らの研究では、人とのつながり(文化活動や地域活動をしている)があると、フレイルリスクが低くなると報告されています。
また、「運動習慣があるが、人とのつながりがない人」のほうが、「運動習慣がないが、人とのつながりがある人」より、フレイルリスクが高くなるとの結果もあります。
https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/gerontology/005/ (外部サイトへのリンク)

もちろん身体の健康のための運動は必要ですが、地域活動などを通じて人や社会とつながっておくことが、いかに健康長寿に重要かということを示唆しています。人間は社会性動物であるといわれていることからも当然かもしれません。
ただ、コロナ禍では、なかなか自由に外出や交流ができません。今は、身だしなみ意識だけでも維持しておいて、コロナ終息後の「外に出よう」「誰かに会おう」という気持ちの種火を消さないようしましょう。
そのためには、何をしたらよいかは、こちらをご覧ください。
ハカセのブログ 「高齢期の化粧と外出行動の関係からみえてきた外出自粛中の化粧とは」

帰宅後、いろんな自治体が取り組んでいるシニア大学の事例を調べてみると、ほとんどのところが入学条件は60歳以上でした。
55歳から入学できる「なかの生涯学習大学」は、魅力的です。

移住か、、、、、

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