メニュー

化粧療法研究室ハカセのブログ

新型コロナウイルスの影響

2020年もあとわずかです。
今年から高齢者以外にもがんサバイバーや視覚障がい者にも視野を広げて、化粧療法の情報を発信してきましたが、新型コロナはこういった方々への生活にも大きな影響が出ています。

長寿医療研究センターの報告では、新型コロナの影響で外出を控えたことにより、「高齢者の身体の状況にかかわらず、身体活動が3割も減少している」ことが明らかになりました(2020年5月発表)。
https://www.ncgg.go.jp/hospital/documents/kansenyobo.pdf (PDF。外部サイトへのリンク)
私も、2月からテレワーク中心の働き方になり、通勤が無くなった分、明らかに身体活動が減少しました。スマホの万歩計では、2018年と2019年の年平均歩数は、約7,000歩でしたが、今年は現時点で約5,000歩弱です。私も約3割減。残りの日数で平年並みにすることはほぼ不可能です。。。。来年そうならないようにがんばります!

がん患者支援団体(CSRプロジェクト)の調査結果によると、がん患者の8人に1人が治療の内容や時期を変更したとの報告がありました。理由としては、院内感染の不安、通院中の感染が挙げられていました(2020年12月発表)。
http://workingsurvivors.org/img/covid2020.pdf (PDF。外部サイトへのリンク)
対がん協会の調査によると、がん検診の受診者数は、4月は昨年の約15%,5月は約8%と、ほぼ10分の1に落ち込んでいました。
https://www.jcancer.jp/wp-content/uploads/TAIGAN-07_4c.pdf (PDF。外部サイトへのリンク)
がんの発見が遅れると、治療が遅れ本来は治るはずのがんも治すことができなくなる可能性もあります。
外出を控えるということは、治療にも影響をあたえるということがわかります。
そういえば、私は、年2回行っていた歯科健診に行っていないことに気づきました。来年すぐに予約します。

12月上旬に、視覚に障がいのある方のコメントが新聞に掲載されていました。街中で声をかけれること機会がめっきり減ったことやスーパーのレジ待ちでのソーシャルディスタンスがわからなかったこと書かれていました。11月末には駅のホームで白杖を持った男性の転落事故が起きてしまいました。周囲の「声かけ」が大きな支えになります。感染防止とはいえ、必要な会話や声かけまでは控えなくてもよいはずです。

このように新型コロナウイルスは、「外出」・「人との交流」という人間の社会性にマイナスの影響を与えるやっかいな存在です。今は、マスクと共に外出、会話、交流をするしかありません。当社ではマスクメイクに関する情報を発信しています。こんな時だからこそ、ちょっとした気分転換や気持ちを明るくすることが必要です。是非、チェックしてみてください。
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003014

本ブログでもずっとお伝えしてきましたが、化粧は社会性にプラスの影響をあたえる存在です。
一日も早く新型コロナが終息し、社会性を取り戻すワクチンとして化粧が活用されることを祈っております。

一年間、ありがとうございました。
年末年始の感染対策をしっかりした上で、よいお年をお迎えください。

化粧療法研究室へ

  1. ホーム
  2. 化粧療法研究室
  3. ハカセのブログ
  4. 新型コロナウイルスの影響

ページの先頭へ戻る