ブランドイノベーション改革
2021年からスタートしているブランドイノベーション改革は、宝の山である基礎研究シーズをブランド成長や生活者の価値に結び付けていくことを最大のテーマとしています。まずは、研究開発(R&D)の強みや競合との差別化要因の分析から、一見相反するように見える価値を巧みに融合する、資生堂ならではのアプローチを導き出し、「DYNAMIC HARMONY」という研究開発理念を定義しました。
今では、まさに研究員のDNAとして全員が同じ言葉で語れるまで浸透しています。しかし、当初制定した5つのアプローチは先人たちが培ってきたものです。今、研究員たちは、6つ目、7つ目の「DYNAMIC HARMONY」を生み出し、未来に紡ぐべく切磋琢磨しています。「DYNAMIC HARMONY」に終わりはありません。
体制面では、研究開発機能全体の整理・統合を進めるとともに、研究開発とブランドとの一気通貫体制を構築してきました。また、研究開発の優位性を名実ともに確立していくためには、社外との対話・共創が不可欠との考えから、基礎研究成果・知見の可視化、研究開発成果の積極的な対外発信などにも取り組んできました。
そして2022年には、ブランドイノベーション改革を加速するべく「2030 R&D VISION」を掲げました。私たちは常に生活者の変化や社会の潮流を捉え、生活者の期待を上回る高付加価値を提供していくことが必要であり、研究開発はそのエンジンとなっていきます。
2030 R&D VISION
- 生活者の期待を上回り、競合優位性の高いイノベーションを継続して生み出すR&Dに生まれ変わる
- 循環型の価値づくりでサステナブルな社会の実現に向け業界をリード
- 化粧品に次ぐ新領域・新カテゴリーに挑戦し、新たなビジネスを創出
- グローバルで優秀な人財が集まる研究開発体制を創る(脱単一カルチャー)
We are the engine of BEAUTY INNOVATIONS.