資生堂の成長戦略
売上高は、戦略的に投資強化を続けているプレステージブランドが全体をけん引し、前年比は3.4%増、特殊要因を除いた実質外貨前年比は6.8%増と確実な成長を実現しました。
営業利益は、マーケティングや研究開発、人材への投資を強化した一方、売上高増に伴う差益増により、前年比5.1%増となりました。
営業利益率は、10.1%と2桁の利益率を初めて達成しました。中長期戦略「VISION 2020」の当初目標の1つとしていた10%を1年前倒しで達成しました。
ROICは、事業買収に伴う有利子負債の増加により前年よりやや悪化したものの、ROEは15.6%となり、資本効率が向上しました。「VISION 2020」の当初目標の1つとしていたROIC12%、ROE14%を前倒しで2年連続達成しました。