2022年11月25日
発行元:(株)資生堂
研究・サプライネットワーク
資生堂とDeNAライフサイエンスがデータ解析に関する包括連携協定を締結
株式会社資生堂(本社:東京都中央区、代表取締役 社長 CEO 魚谷 雅彦、以下「資生堂」)と、株式会社ディー・エヌ・エー(代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟、以下「DeNA」)の子会社である株式会社DeNAライフサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 砂田 真吾、以下「DeNAライフサイエンス」)は、データ解析に関する包括連携協定を締結し、2022年11月24日(木)に連携を開始しました。
資生堂は最新のテクノロジーを活用し、お客さま一人ひとりの自分らしい美しさを実現するサービスの構築を目指しており、これまで研究領域や店頭などのお客さまとの接点において蓄積してきた、肌、身体、こころや化粧・生活習慣に関するデータの精度高い解析を進めています。本協定により、DeNAグループの技術力や、DeNAライフサイエンスの研究をもとにしたヘルスケアソリューションの開発経験、アカデミアや多数の企業との共同研究によるノウハウを掛け合わせることで、スピーディーで精度の高い解析を目指します。また、それらの解析結果を、肌、身体、こころの関係性に着目した、資生堂独自のBeauty Wellness の考え方に基づいたサービスへ活用していきます。
背景
資生堂は、2030年のビジョンとして、生涯を通じて一人ひとりの健康美を実現する「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」を掲げ、美の力を通じて「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会の実現を目指しています。研究開発領域においては、スタートアップ企業との共同研究による歩行など身体活動に関する知見の集積※1や、肌、身体、こころを科学する研究の推進や社会実装を目的として、国立大学法人弘前大学と共同研究講座を開設しています※2。
さらにビジョン実現の次のステージとして、肌、身体、こころのつながりを解明し、現状の肌状態の改善や将来の肌予測だけでなく、化粧品にとどまらないホリスティックなアプローチで肌の不調を未然に防ぐことにも貢献する、資生堂独自のBeauty Wellness の考え方に基づいたサービスの構築を進めていきます。
※1 資生堂研究所「fibona(フィボナ)」、スタートアップ企業と美しい歩行の新たな評価法基盤を確立(2022)
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003337
※2 資生堂、弘前大学 大学院 医学研究科に共同研究講座 「ビューティーウェルネス学研究講座」を開設(2022)
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003464
包括連携協定締結の目的
「ライフサイエンスおよび顧客情報のデータ解析に関する包括連携協定」
●双方が有するライフサイエンスおよびデータ解析に関する資源の活用
(資生堂が保有するデータを、DeNAライフサイエンスの技術を活用し共同で解析するなど)
●解析結果をもとにした肌と様々な因子(身体やこころ、生活習慣など)の関係性についての理論や数式の構築
参考:会社概要
株式会社DeNAライフサイエンス
個人向け遺伝子検査サービス「MYCODE」や、ゲノム研究プロジェクト「MYCODE Research」などを提供しています。DeNAがゲームやスポーツ事業で培った、継続的に楽しくサービスを使い続けてもらうノウハウである「エンゲージメントサイエンス」や、サービスとユーザーの皆様がコミュニティを介して繋がり続ける「community-derived science」を活用して、人々の健康寿命の延伸を目指しています。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。