2022年05月06日
発行元:(株)資生堂
経営・業績
サステナビリティ
ウクライナ避難学生への支援について
資生堂(本社:東京都中央区、代表取締役 社長 CEO:魚谷雅彦、以下資生堂)と国際基督教大学(東京都三鷹市、学長:岩切正一郎、以下ICU)は、困難に直面されているウクライナの避難学生を支援することを目的に、共同で長期的な支援を行うことを決定しました。ICUが5月から受け入れる予定のウクライナからの避難学生に対し、教育の機会の提供を目的に、以下の支援を予定しています。
1.生活費の一部支援
2.学費の一部支援
3.資生堂グループ内のインターンシップ、アルバイト機会の提供
4.ウクライナと日本の相互理解促進に向けた機会の提供
(社員との交流イベント、資生堂グループの主催するイベントへの招待など)
なお、上記支援の具体的な内容については、両者で協議の上、決定します。今後は、本取り組みを機に、ICUと資生堂は、ダイバーシティやSDGsの推進を目的として、強力なパートナーシップ関係を構築していきます。
資生堂は企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、これまで支援の一環として全社員とともに、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じた避難民への寄付や商品などの支援物資の送付など、人道的支援を行いました。ICUは、第二次世界大戦への深い反省に基づき平和構築に貢献できる人材育成を献学理念として掲げており、2018年からシリア内戦を逃れた学生を正規学生として受け入れて参りました。
このような背景を踏まえ、ICUと資生堂は、ウクライナおよび周辺地域で起きている人道危機の影響を受けて、日本へ入国されるウクライナの避難学生への生活費や学費の一部支援、仕事の提供やインターンシップなどの人道的支援に取り組んでいきます。
国際基督教大学 学長 岩切正一郎 メッセージ
今回の共同支援によって、大学単体ではできなかった形でのサポートが実現します。ウクライナからの避難学生へ、安心できる生活と勉学の機会を約束すると共に、大学の外で実社会とつながり、キャリア形成の経験を積む機会を提供することができます。
学生の未来はウクライナの未来と重なります。苦境にある学生の胸に、人生を設計し直し、平和を取り戻す希望の火が灯ることを、私たちは願っています。対話と多様性を大切するキャンパスで、一人ひとりの思いに応える支援を行って参ります。
社会にも個人の心にも平安がある、そのような生活がウクライナに戻ることを願い、資生堂とICUとのパートナーシップを通じて、未来を拓く大学としての使命を果たしていく所存です。
株式会社資生堂 代表取締役 社長 CEO 魚谷雅彦 メッセージ
私たちは、ウクライナで日常を失い、行き場を失った方々が多くいる現状に深く心を痛めています。日本に入国する避難学生の未来への一助になればと思い、生活費や学費の一部支援、仕事の提供やインターンシップなど様々な人道的支援を進め、この状況の中で苦しんでいる学生を全力で応援したいと思います。さらに、この困難に直面されている人々の安全と平和が確保されることを強く希望するとともに、一日でも早く、平穏な日々が訪れることを願っています。
今後は、より多くの教育機関や民間企業へ積極的に参画を呼びかけ、様々な支援の形を検討しながら、全世界の社員とともに長期的な支援をして参ります。
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。