2021年11月17日
発行元:(株)資生堂
研究・サプライネットワーク
資生堂、独自のR&D理念「DYNAMIC HARMONY」を制定
~5つの研究アプローチを柱に、イノベーションをさらに加速~
資生堂は、研究開発(以下R&D)の強化を目的に、独自の研究開発理念として、新たに「DYNAMIC HARMONY」を制定しました。「DYNAMIC HARMONY」は、明治期に日本初の民間洋風調剤薬局として創業して以来取り組んできた、西洋の科学と東洋の叡智を融合した成り立ちに端を発するものです。一見相反する価値や両立が難しい価値を融合し、唯一無二の新たな価値を生み出すという独自のR&Dの考え方を当社の強みとして再定義し、明文化しています。
現在、社会環境やお客さまニーズが多様化する中、企業が持続的に成長していくためには、革新的なイノベーションが必要不可欠です。当社はこの理念のもと、5つの研究アプローチを柱に据えることで、まず社内外に向けて資生堂R&Dの強みと独自性を可視化し、多様なバックグラウンドをもつ世界中の研究員が能力を最大限発揮することを狙います。また、これによりR&D部門のさらなる強化を目指し、イノベーション創出を加速させ、当社の企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティーイノベーションでよりよい世界を)」のもと、新たな製品やよりよいサービスの提供を行っていきます。
5つの研究アプローチ
R&D理念「DYNAMIC HARMONY」は、①肌の内外から美しさを引き出す「Inside/Outside」、②確かな効果を日本品質でお届けする「Functionality/Japan Quality」、③お客さまの感性を科学で追究する「Science/Creativity」、④プレミアム感と環境共生を両立する「Premium/Sustainability」、⑤広くお客さまを知り、1人ひとりに最適な美を提供する「Individual/Universal」の5つを柱としています。当社がこれまで長年強みとしてきた研究領域を深化させるとともに、変化する社会環境やお客さまニーズに迅速かつ幅広く対応していきます。また、研究アプローチは常に変化しながら、今後6つ目、7つ目のアプローチを創出するなど、進化を続けていきます。
●Inside/Outside「肌の内/外」:体内、心、肌、外部環境などを繋ぐメカニズムを解明し、ホリスティックな考えに基づき、お客さまが本来もつ健やかな美しさを引き出します。
●Functionality/Japan Quality「機能性/日本品質」:期待を上回る圧倒的な機能性と、安全・安心をはじめとする日本ならではの徹底した品質へのこだわりを高いレベルで両立します。
●Science/Creativity「科学/感性」:多様なお客さまに心から満足いただくために、潜在的・主観的な感性や気持ちを客観的なサイエンスで解き明かすことにより、これまでにまだ誰もが感じたことのない美や心地よさの感覚・体験を新たに創り出していきます。
●Premium/Sustainability「プレミアム/サステナビリティ」:人や社会や地球環境への尊重・共生と、効果や上質なデザイン、感触などから感じる満足感を両立させる、資生堂ならではのサステナブルな価値創出に挑戦します。
●Individual/Universal「個/普遍」:長年蓄積してきた世界中の膨大なお客さまデータを活用し、お客さま一人ひとりにパーソナライズした最適なソリューションを生み出すことで、多様な価値観をもったお客さまニーズを満たす独自価値を創出します。
動画「DYNAMIC HARMONY|資生堂」
※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。