がんと就労を支援

“社会で生きる”ことと外見ケア

国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター 副センター長 坂本 はと恵

国立研究開発法人 
国立がん研究センター東病院
サポーティブケアセンター 
副センター長 坂本 はと恵

がん治療に伴う外見の変化やケアのことを考えるとき、必ず思い出す患者さんがいます。
出会った当初は、「発病前、ノーメイクに近い状態で出勤していた私が、ある日を境にお化粧とウィッグをして出勤するなんて、周囲にどう言われるのかと思うと不安で仕方ない」と繰り返していましたが、今では「私は治療をきっかけにイメージチェンジしたんだと思っています」と話されるとともに、「身体が生かされていても、社会の中で生きていると実感できなければ、本当の意味で生きているとは言えない。人は誰かとつながって初めて生きていると実感できるんだもの」と、外見の変化を上手にケアしながら社会とつながり続ける意義を語ってくださいます。

今や治療の副作用による皮ふ障害は30種類を超える時代です。今後ひとりでも多くの方に、外見ケアは友人や職場といった社会との関係を維持し広げるための重要な役割であることを知っていただくとともに、ご活用いただけることを願ってやみません。

自分らしく生きようとする人たちのために

現在、治療技術の進歩や早期発見により、がんと向き合って過ごす期間が長くなる傾向にあり、就労をしながら通院しているがん患者も増加しています。そのため、外見の変化を意識される方も多く、カバーメイクアップの必要性は高まってきています。資生堂は、がん患者がいきいきと笑顔で過ごすことのできる社会の実現の向けて活動していきます。

メイクアップを通じて
「化粧で治療に対する気持ちが前向きになった」
「ちょっと(メイクアップを)するだけで職場でも治療中と気づかれない」
などといったプラスの声を多くいただいています。

がん患者さんのための美容情報

お客さまの声

いつもの表情を取り戻していただくために、外見変化を気にすることでやりたいことをあきらめないためにも、化粧によってカバーできることを多くの方に知っていただきたいと思っています。

サバイバーからのメッセージ