資生堂の化粧療法ハカセのブログ
健康と幸福を願う
2024年も1か月が過ぎましたが、今年もよろしくお願い申し上げます。
元日夕方の能登半島地震でお亡くなりになった方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災地域の皆さんには心からお見舞いを申し上げます。
さて、多くの方が、初詣で、今年一年のご自身やご家族の「健康」や「幸せ」をお願いしたかと思います。「健康」や「幸せ」に一番近いニュアンスの英単語は、
「Well-being(ウェルビーイング)」
意味:身体的、精神的、社会的に、すべてが満たされた状態
になります。
最近よく見聞きする言葉かと思います。日本語で、「健幸」という表現も目にします。
1948年に発効されたWHO憲章では、「健康」を次のように定義していて、「well-being」という単語が使われています。
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/ (外部サイトへのリンク)
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
また、似た言葉にwellness(ウェルネス)があります。
世界ウェルネス機構の定義によると、以下のように定義されています。
https://globalwellnessinstitute.org/what-is-wellness/ (外部サイトへのリンク)
全体的な健康状態につながる活動、選択、ライフスタイルの積極的な追及
The active pursuit of activities, choices, and lifestyles that lead to a state of holistic health.
2つの言葉の違いは、いろいろ調べた結果、簡単にまとめると、、、
ウェルビーイングが目的地で、ウェルネスはそこに到達するための実践方法と理解すればよいかと思います。
ウェルネスの実践の結果として、ウェルビーイングが達成できるという関係、「ウェルビーイング(よりよい状態)を手に入れるウェルネス(実践)」といえるかと思います。
人生100年時代、病気の有無で「健康」かどうかを決めるのではなく、WHO憲章の定義を参考に健康を考えることが重要です。
今年一年、皆さまにとってウェルビーイングな一年でありますように。