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第8回日本がんサポーティブケア学会で研究発表をしてきました

2023年6月22~24日に、第8回日本がんサポーティブケア学会(奈良県コンベンションセンター)が開催され、私は、2日目に、聖路加国際病院との共同研究成果を発表してきました。

学会会場
学会会場

セッション:アピアランス
演題名:乳がん患者に対するオンライン外見ケアアドバイスのQOLへの影響に関する検討

詳細はこちらをご覧ください。
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000003646

そして、光栄なことに本研究は、優秀演題賞をいただきました!!
ご協力いただいた関係者のみなさま、そして研究に参加いただいた患者さんに感謝申し上げます。
今回の研究の中で、弊社が行った外見ケアアドバイスの有用性がエビデンスベースで証明できたかと思います。

コロナ前までは、外見ケアに限らず当社が行う介護施設や医療機関からの依頼で開催していたセミナーはリアルが当たり前でしたが、コロナ禍では、オンラインでの開催に代わりました。
化粧や美容は、実際に見て触れて、といったダイレクトコミュニケーションがいろんな効果に寄与していると考えると、オンラインという画面を通じたコミュニケーションに本当に効果があるのかという疑問がありました。
今回の検証で、画面越しでも「化粧のちから」は届く!ということがわかり、その疑問を晴らすことができました。

そもそも、やはり外見変化に関する悩みは、なかなか周囲にだれかいると相談しづらいかと思います。完全個室で個別対応ができるとしても、その場所に行くには、人目を気にせざるを得ません。その点、オンラインは究極の個室ですから物理的、身体的、心理的ハードルを一気に下げることができます。
本研究に参加された方の中には、今度はリアルでアドバイスを受けたい、という声もありました。
我々としては、患者さんの心身の状況に応じて、対応できる相談しやすい場の選択肢を準備しておくことが重要かと思います。

前回のブログで紹介しましたが、医療の現場でアピアランスケアが注目されています。今後も医療機関と連携しながら、エビデンスの蓄積とともに、がんになっても自分らしく過ごせる社会の実現にむけて努めてまいります。

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