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化粧療法研究室ハカセのブログ

最新の平均寿命 ~コロナの影響が・・・~

7月末に厚生労働省から最新の日本人の平均寿命(2021年)が発表されました。
昨年より、男性は、0.09歳下回り81.47歳(世界第3位)、女性は0.14歳下回り87.57歳で(世界1位)した。
新型コロナウイルスの影響もあったようで、震災以来10年ぶりに、男女ともに前年を下回りました。

平均寿命の推移
厚生労働省のデータをもとに筆者作成

ちなみに、アメリカは、既に2020年の平均寿命が前年と比較して縮んでいました。しかも、男性は1.8歳、女性は1.2歳と、大幅に前年を下回ったという結果が報告されています。新型コロナウイルス感染による死亡者数の増加(2020年アメリカの死亡者数:約38万人)が最も大きな要因とされています。
https://www.cdc.gov/nchs/data/vsrr/vsrr015-508.pdf (外部サイトへのリンク)
2021年はさらにその数を上回ったので、平均寿命はさらに縮んだとの報告もあります。
https://www.cnn.co.jp/usa/35186054.html (外部サイトへのリンク)
来年発表される日本の平均寿命はどうなるのかは、今年の感染状況によります。まずは感染しないことです。

さて、長生きするには、やはり健康でなくていけません。
WHOの「健康」の定義をご存知でしょうか?

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること(日本WHO協会訳)
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/ (外部サイトへのリンク)

原文
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

病気の有無ではなくて、肉体的、精神的、社会的に健康かどうかが重要ということです。
原文では、ウェルビーイング(well-being)という言葉が使われています。

では、この3つと化粧にはどんな関係があるのでしょうか?

肉体的(身体的)健康:高齢期の化粧行為は上肢の軽い運動につながりますし、ちょっと意識をかえるだけで口の健康を維持することにもつながります

精神的(心の)健康:化粧している皆さんが実感されていると思いますが、化粧をすると前向きになったり、気持ちが明るくなったりますよね。化粧心理学という学問があるくらいですから、化粧による心理的効果は多くの研究で実証されています。

社会的健康:社会とのつながり(外出や他者との交流等)は最も健康長寿に影響を与えると言われています。化粧をすると、お出かけしたい気分になったり、おしゃれした自分を誰かに見せたくなったりしますよね。化粧は、社会とのつながりのきっかけを創出します。
コロナ禍で、直接会えなくても、せめて画面を通じてでもよいので、誰かとつながっておきたいですね。

化粧のちからで健康を目指しましょう!

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