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化粧療法研究室ハカセのブログ

令和と化粧

元号が平成から令和になり、はや半年が経とうとしています。

令和の由来は、万葉集「梅花の歌」が由来です。

初春の令月にして、
気淑(よ)く風和ぎ、
梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、
蘭は珮後(はいご)の香を薫(かをら)す。

1行目の「令」と2行目の「和」から令和ができたことは、報道などで皆さんご存知かと思います。
私としては、3行目に注目して欲しいです。
いろんな文献に記載されている3行目の現代語訳です。

梅の花は鏡の前の美人が白粉(おしろい)で装うように(白く)開き、

「粉」は、おしろいを意味しているのです!
なんと、元号のすぐそばに「化粧」が存在していたのです。

作者がこの歌を詠むときに想像したモデルの女性は誰だったのでしょう???気になる・・・・。

万葉集は、奈良時代末期ごろに編纂されたと言われています。
1000年以上前も、今と変わらず、化粧は当時の生活にしっかりと存在していました。
そんな化粧習慣が、高齢期に途絶えないように、化粧療法が広まって欲しいものです。

そして、1000年先の歌集でも、化粧が登場しますよ~に。

P.S.ちょっとした不満・・・・

ただ、私がいろんな語訳を調べていて引っかかったことは、ほとんどの語訳が「装う」という言葉が使われていたことです。
やはりここは、「装う」ではなく、「粧う」として欲しかった・・・・。
「粧う」という言葉への私の思いは、先月のブログをご参照下さい。

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