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化粧療法研究室ハカセのブログ

歯科医院が出前の美容教室?!

11月上旬、仕事で北海道 妹背牛町(人口2996人、高齢化率45.6%)に行ってきました。
ちなみに、町名が読めますか?答えはのちほど。

今回の目的は、地域高齢者を対象とした「介護予防のための口腔ケア教室」の見学です!

地元の行政・NPO法人・歯科医院が連携して、地域のコミュニティー施設で開催されました。
現場にいらっしゃった健康福祉課の課長とお話しましたが、高齢化率は道内市町村第9位(2011.1時点)だけあって、高齢化は深刻のようです。

下の写真は、唾液腺マッサージをして、口の中の唾液を出しましょう、という一コマ。
高齢者は薬の副作用やストレスで、口の中が乾燥しがちになりますので、唾液が出る唾液腺をイラストで説明してその部位をマッサージしているのです。

この日は院長(右の男性)も参加

全国どこでも唾液腺マッサージを伝える取り組みはありますが、決定的に違うのが、テーブルの上にピンク色の化粧品が並んでいることです。
実は、この教室、「化粧療法を活用した口腔ケア教室」なのです。
今回の介護予防事業を受託した定岡歯科医院には、「資生堂化粧セラピスト」が3名いらっしゃいます。
化粧療法を駆使して、口腔ケアを楽しくそしてきれいにお伝えして、お口と心の健康維持につなげる素敵な活動をされています。

私も参加者の皆さんに交じり、化粧についてお伺いすると、普段メイクはあまりされないようですが、肌のお手入れは日々されているとのこと。化粧水やクリームを顔につけているとき、実は唾液腺を触っているのです。ちょっと意識をするだけで、肌がきれいになる口腔ケアになります。是非、実践を。

初めて参加された女性とお話

「メイクをしたのは10年ぶりだわ~」と言っていた初参加の女性も、しっかり自分で口紅の色選びを楽しんでいました。
約1時間半の教室の後は、バッチリメイクでお茶会。というより、女子会でした。

明日から、肌の手入れのときに思い出してほしいです。
このような活動が全国に広がることを期待しています。

町名の正解は、こちらです。

もせうし

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