1. Home
  2. ニュースリリース
  3. 資生堂、プライド月間にLGBTQ+コミュニティとアライを支援する取り組みを実施

2025年06月02日

発行元:(株)資生堂

サステナビリティ

資生堂、プライド月間にLGBTQ+コミュニティとアライを支援する取り組みを実施

~誰もが自分らしくいられる社会の実現を目指した、ダイバーシティ支援~

資生堂は、LGBTQ+の権利を啓発するイベントが世界各地で行われる6月の「プライド月間(Pride Month)」に、「Diversity Week for LGBTQ+ 2025」イベントを開催します。

当社は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」の実現に向けて、ジェンダーや年齢、国籍、性的指向、性自認、障がいなどに関係なく、社員一人ひとりの違いを認め、尊重しています。それらのシナジーによりイノベーションを生み出し続ける組織風土をつくるため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけています。年間を通じて社内・社外とわず様々な多様性について理解を深めるための取り組みを行い、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指します。
今後も、LGBTQ+コミュニティとアライ※1に寄り添う企業として、LGBTQ+コミュニティへの支援を展開し、多様な人材の活躍支援に注力していきます。

「Diversity Week for LGBTQ+ 2025」に関する内容

<社会に向けた取り組み>
● 日本で最大規模のプライドイベントである「Tokyo Pride 2025※2」への参画
今年で通算7回目の出展をします。ブース来場者に対し、パーソナルBカラー診断🄬※3を用いて似合う色の提案を行う他、当社社員がパレードへ参加します。その他、名古屋、大阪、群馬、ニューヨーク、ケルンなどでもプライドイベントへ参加予定です。
● メイクアップ情報開発
誰もがより「自分らしさ」を表現する手段として、トランスジェンダー女性およびノンバイナリーの方のお悩みに応じたメイク技術を資生堂ビューティークリエイションセンターが当事者の方々と共に独自開発しました。6月下旬頃に資生堂企業サイトにメイク情報を掲載予定です。また、6月20日(金)、資生堂ジャパンの専門職が講師となり、「自分らしさを彩るメイクアップ講座※4」を開催します。
●「ビジネスによる LGBT 平等サポート宣言※5」への賛同
日本において性的指向や性自認による差別を禁止し、誰もが平等に扱われる職場・社会づくりを実現することを目的とした法律制定のための国際署名キャンペーン「EqualityActJapan (イクオリティーアクトジャパン)※6」の「ビジネスによる LGBT 平等サポート宣言」に、2025年より賛同します。
●「Pride Action 30※7」への参画
6月に開催されるキャンペーン「Pride Action 30」に2年連続で協賛します。プライド月間にLGBTQ+当事者の方々への理解と支援を示す30個のアクションを促す取り組みです。

<社内の取り組み>
● LGBTQ+に関する正しい知識の習得、アライコミュニティの醸成に繋げるため「Diversity Week for LGBTQ+」を実施しています。LGBTQ+当事者とアライによる従業員リソースグループ「ColorFulls」が企画運営する当事者社員の体験談や外部有識者を招いたトークセッションなど、当事者を取り巻く現状について社員一人ひとりが考える機会となるイベントです。

各種プライドイベントブースにおけるデザイン :「美」 (デザイン:資生堂クリエイティブ)

Download Small Image[157KB] Download Large Image[157KB]

Tokyo Pride 2025ブースデザインイメージ (デザイン:資生堂クリエイティブ)

Download Small Image[160KB] Download Large Image[467KB]

資生堂のLGBTQ+に関する主な取り組み

<社会に向けた取り組み>
● 多様化するお客さまのニーズに対応し、かつLGBTQ+のお客さまにどの店舗でも安心してご相談いただけるよう、当社の店頭で対応するパーソナルビューティーパートナー(PBP)は、2019年から開始されたLGBTQ+応対研修を受講。
● 2020年に婚姻の平等(同性婚の法制化)キャンペーン「Business for Marriage Equality※8」に賛同を表明。
● 2024年に資生堂としてチーフDE&Iオフィサー廣藤綾子とチーフピープルオフィサー和田真司が、企業経営者のアライネットワーク「Pride1000※9」に賛同。
● 2024年に企業のLGBTQ+支援を評価する一般社団法人work with PRIDE※10にて最高のゴールド認定を受賞。さらに、「ゴールド」を受賞した企業の中から選出され、LGBTQ+が自分らしく働ける職場・社会づくりの実現に向けてセクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー認定」を獲得。
● 2024 年のプライド月間では、テレビ放送の休止中に表示されるカラーバーに着目し、LGBTQ+コミュ二ティのみなさまを応援するメッセージを込めて、多様性の象徴であるレインボーフラッグに通じるクリエイティブで動画「MIDNIGHT RAINBOWS※11」を制作。高いクリエイティビティと社会への問いかけが評価され、「The One Show 2025※12」、「D&AD Awards 2025※13」など様々なアワードを受賞。

<社内の取り組み>
● 社員がありのままの姿で職務にあたれるよう、「資生堂倫理行動基準※14」の中で、職場における多様性の尊重と性的指向・性自認などによる差別の禁止を明文化。
● 日本国内では2017年に、社員の同性パートナーも異性の配偶者と同様の処遇を享受できるよう就業規則の改訂を実施し、特別休暇、介護制度、育児制度などの福利厚生の利用にあたり、配偶者に同性パートナーを含めている。
● 2024 年からLGBTQ+に関する従業員リソースグループ「ColorFulls」を設立し、当事者を取り巻く現状について社員一人ひとりが考える機会となる社内イベントを実施するなど取り組みを強化。
● 2024年に当社のブランド活動に本格的にDE&Iの視点を取り入れるインクルーシブ・マーケティング ラーニングセッションを展開。社内・社外のLGBTQ+当事者や障がいのある方との対話セッションを踏まえて、ブランドとして提供できる価値についてディスカッションを行うなど、それぞれの事業活動に活かしている。

東京レインボープライド2024参加の様子

Download Small Image[168KB] Download Large Image[729KB]

ドイツ「ColognePride 2024」参加の様子

Download Small Image[173KB] Download Large Image[1918KB]

※1 理解者であり、支援者を指す
※2 Tokyo Pride 2025(旧:Tokyo Rainbow Pride)は、今年で14回目を迎えるアジア最大級のLGBTQ+イベント:https://tokyorainbowpride.com/
※3 生まれながらの肌、髪、瞳の色 からのお客さまのパーソナルカラーを紹介する資生堂オリジナル診断方法
※4 6月20日開催 「自分らしさを彩るメイクアップ講座」:https://forms.office.com/r/bFgxZKExBL
※5「ビジネスによる LGBT 平等サポート宣言」賛同企業:https://equalityactjapan.org/
※6 EqualityActJapanについて:https://equalityactjapan.org/aboutus/
※7 NPO法人プライドハウス東京とパナソニック コネクト株式会社が共同で企画するキャンペーン:https://pridehouse.jp/prideaction/
※8 婚姻の平等に賛同する企業を可視化するためのキャンペーン。公式サイト:https://bformarriageequality.net/
※9 work with Pride 2023実行委員会が中心となり、企業経営者のアライ(LGBTQ+の理解者・支援者/Ally 同盟・同胞・仲間という意味)の輪を広げ、ポジティブなメッセージ発信を進めていくために立ち上げたネットワーク。 https://workwithpride.jp/pride1000/message/
※10 企業などの団体におけるLGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体:https://workwithpride.jp/
※11 MIDNIGHT RAINBOWS:https://youtu.be/vfD-FoerIfE
「The One Show 2025」、「D&AD Awards 2025」の他、世界最古の広告デザインの国際賞である「第104回ニューヨークADC賞」(https://www.oneclub.org/awards/adcawards/-award/56668/midnight-rainbow/)でMerit Awardを受賞。アジア太平洋広告祭「ADFEST 2025」(https://www.adfest.com/index.php/Home/Awards/winnersshowcase.html?category=13&awards=5&page=1)でFINALISTに選出された。
※12 The One Show 2025:世界三大広告賞の一つ。https://oneshow.org/winners/
※13 D&AD Awards 2025:国際的なデザイン・広告賞。
※14 資生堂グループで働く一人ひとりがとるべき行動を定めたもの:https://corp.shiseido.com/jp/company/standards/pdf/standard_jpn.pdf

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。