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2024年06月19日

発行元:(株)資生堂

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資生堂、世界包装機構主催の国際コンテストにて、 パッケージデザイン2作品がワールドスター賞を受賞

~新成形技術LiquiForm®採用パッケージなど、プレミアムとサステナビリティを融合した革新的な設計~

資生堂が開発した「SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション」、「クレ・ド・ポー ボーテ リューヌ ジョアイエール」のパッケージデザインが、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)主催の「ワールドスター2024」コンテストにおいて、「ワールドスター賞」を受賞し、6月15日(土)にタイ・バンコクにて開催された授賞式にて表彰されました(図1)。今回受賞した両作品は、容器の見た目の美しさや快適な使い心地などのプレミアムな使用体験に加え、レフィルを活用し、環境への負荷軽減を同時に実現することに注力しました。

今回の2作品は、資生堂独自のR&D理念であるDYNAMIC HARMONYのもと、研究アプローチのひとつである、人や社会や地球環境への尊重・共生と、効果や上質なデザイン、感触などから感じる満足感を両立させる、“Premium/Sustainability”の一環として開発されました。今後も研究領域を深化させ、変化する社会環境やニーズに迅速かつ幅広く対応してまいります。

図1 ワールドスター賞を受賞した「SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション」(左)、「クレ・ド・ポー ボーテ リューヌ ジョアイエール」(右)

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受賞作品の概要

■SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション
ボトル製造と中味液充填をワンステップで実現する技術LiquiForm®(リキフォーム)※1を世界で初めて化粧品に採用。本体容器とレフィル容器の2体構造で高級感のあるパッケージにしており、本体容器を繰り返し使用することにより、使用後廃棄するプラスチック量を92%削減※2します。サプライチェーン全体では、当社の標準的な従来の「つけかえ」容器(同容量)に対して、約70%のCO₂排出量を削減※3。
※1 AMCOR(アムコア)社が中心となって開発した新規容器技術であり、この技術を実用化した株式会社吉野工業所と資生堂が共同で化粧品容器を開発。
※2 お客さまが2本目を購入時、本体容器を廃棄する場合と、使用後にレフィル容器のみ廃棄する場合との比較。
※3 中味を含めない本容器及び従来つけかえ容器のCO₂排出量/個は、SuMPO環境ラベルプログラムにて検証済(ISO/TS14067:2013に準拠)。資生堂にて数値を比較。

■クレ・ド・ポー ボーテ リューヌ ジョアイエール
グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の40周年を記念したリップスティックコレクション。サステナビリティとラグジュアリーの融合を実現するべく、メイクアップの高揚感を伝えるデザインと、本体容器を使い捨てせずに簡単につけかえることのできるレフィル機構を両立。レフィルの仮栓に再生プラスチック※4を採用。
※4 製造工程において発生する廃棄物を再利用したプラスチック。PIR樹脂(Post-Industrial Recycled ポストインダストリアルリサイクルド)ともいう。

ワールドスター2024コンテストとは

世界包装機構が、優れたパッケージデザインと技術を開発・普及させることを目的に毎年主催するパッケージの国際的なコンテスト。保護性、使いやすさ、デザイン、環境対応性など8つの基準をもとに、40名以上の審査員によって審査されます。2021年から2023年に国内外の包装コンテストで受賞した包装に応募資格が与えられ、当社は「2023日本パッケージングコンテスト」にてジャパンスター賞を受賞※5した2作品を応募しました。
※5ニュースリリース「資生堂、2023日本パッケージングコンテスト(第45回)で過去最多の4作品受賞」

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。