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2024年01月24日

発行元:(株)資生堂

サステナビリティ

資生堂、「第20回LCA日本フォーラム表彰 奨励賞」を受賞

資生堂は、「第20回LCA日本フォーラム表彰」において、「LCAを活用した気候/自然関連リスク分析 ― TCFD/TNFD レポートへの応用」の活動で、「奨励賞」を受賞しました。1月23日(火)に表彰式と記念講演が行われました。

LCA日本フォーラム表彰

日本におけるライフサイクルアセスメント(LCA※1)にかかわる産業界、学界、国立研究機関の関係者が集うプラットフォームである「LCA日本フォーラム」が2004年度に発足した表彰制度で、今回で20回目を迎えます。「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的とし、LCAに関わる優れた取り組みを顕彰しています。
※1 Life Cycle Assessmentの略。製品やサービスのライフサイクル全体、企業活動の場合にはバリューチェーン全体で、CO2排出のような環境負荷を「見える化」するための手法。

資生堂の環境への取り組み、今回受賞した活動

資生堂は、気候変動への取り組みとしてCO₂排出量削減に関しては、2030年に向けて全バリューチェーンを通じたCO₂排出削減目標(Science Based Targets)※2を設定、2050年にはネットゼロとすることを目指し、全社で取り組んでいます。
今回資生堂は、気候変動・生物多様性に関してLCAを活用したシナリオ分析を行い、中長期的なリスク・機会を明示した「TCFD/TNFDレポート」※3を発行しました。CO₂排出量だけでなく、バリューチェーンを通じた生物多様性や水資源への影響評価を行いリスク分析に応用した先進的な事例であること、また年々高まる非財務情報開示の要請に対してLCAが果たす新たな役割を示したことが評価されました。
※2 Scope 1、Scope 2、およびScope 3。SBT(Science Based Targets)イニシアティブ(SBTi)より認定を取得
※3 気候関連財務情報開示レポート: https://corp.shiseido.com/jp/sustainability/env/pdf/risks_report.pdf

資生堂のサステナビリティ

資生堂は、企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、2030年に向けて「美の力を通じて“人々が幸福を実感できる”サステナブルな社会の実現」を目指しています。環境領域では、社名の由来でもある「万物資生」※4の考えに基づき、環境負荷を軽減し、使い捨てではなくサーキュラーエコノミーを実現できる技術やビジネスモデルの構築を目指して取り組んでいます。全バリューチェーンを通じて、「地球環境の負荷軽減」、「サステナブルな製品の開発」、環境や人権に配慮した「サステナブルで責任ある調達の推進」の3つの戦略アクションを実行しています。
なお、環境領域以外にも、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を中心に社会課題の解決に取り組んでいます。ビューティーカンパニーとしての特性を活かした「ジェンダー平等」、自分らしく輝くことに貢献する「美の力によるエンパワーメント」、そして、すべての活動の根底となる「人権尊重の推進」の3つの戦略アクションを実行しています。
※4 中国の古典「易経」の一節、「至哉坤元 万物資生(大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか、すべてのものはここから生まれる)」の一部

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。