資生堂 ライフクオリティー メイクアップがIAUD国際デザイン賞金賞を受賞

資生堂は、肌に深いお悩みをお持ちの方々を「化粧の力」で支援する社会活動「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」において、多くの人が快適で暮らしやすいユニヴァーサルデザイン社会の実現に取り組む団体・個人を表彰する「IAUD国際デザイン賞」（主催：一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会、以下「IAUD」）のソーシャルインクルージョン部門で2022年の金賞を受賞しました。
当社では長年、「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」の活動を通じ、生まれつきのあざ、やけど跡や傷跡、病気や治療による見た目の変化など、肌に深いお悩みのある方々に対応した商品開発、美容情報開発、無償のカウンセリングサービス提供などを実施してきました。これらが「化粧の力」を発揮していること、またインクルーシブなデザインと思考による商品開発の継続的な取り組みであることが評価され、今回の受賞に至りました。
なお、当社は2019年にがんサバイバーの方々を支援する「LAVENDER RING MAKEUP ＆ PHOTOS WITH SMILES supported by SHISEIDO」が金賞を受賞するなど、企業としては今回通算4回目の受賞となります。

資生堂のIAUDの受賞歴

・2018年　「プリオール」（ファッション部門・金賞）
・2019年　「LAVENDER RING MAKEUP ＆ PHOTOS WITH SMILES supported by SHISEIDO」（ソーシャルデザイン部　　門・金賞）
・2020年　「Shiseido's Inclusive Approach to Space Design」（コミュニケーションデザイン部門・銀賞）
・2020年　「BAUM」（サステイナブルデザイン部門・銅賞）

資生堂 ライフクオリティー メイクアップについて

資生堂は長年、美の力でウェルビーイングの実現を目指し、社会貢献活動や研究活動を続けています。美の力が、心身の満足だけでなく、社会的な満足※1にも寄与することを発信し、加齢、疾病、障がいなどを問わず、さまざまな人々が、自分らしい一歩を踏み出すための活動「資生堂 ライフクオリティー ビューティー」を推進しています。
なかでも、「化粧」による社会活動「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」では、やけど跡、傷跡、あざ、白斑、がん治療の副作用による外見変化でお悩みの方のQOL（クオリティー・オブ・ライフ＝生活の質）を向上する取り組みを国内外で展開しています。また、がんサバイバーの支援として「LAVENDER RING」に参画しています。
※1 「社会的な満足」社会や人とのつながりが維持できている状態

昨今、がん治療技術の進歩や早期発見により、就労しながら通院する方が増加しています。「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」では、そのような方々のニーズをとらえ、治療の副作用などによる特有の美容上の悩みや、外見上の変化（肌の色変化、眉・まつ毛の脱毛など）に対する「がん外見ケアセミナー」を医療従事者やがん患者さん向けに全国で随時展開しています。
また2022年からは三井ガーデンホテル柏の葉パークサイドにて、資生堂ジャパン株式会社、一般社団法人UDCKタウンマネジメント、三井不動産株式会社および国立がん研究センター東病院と共に、治療の副作用による外見変化の悩みや不安を軽減するための「メイクアップアドバイスセミナー」を定期開催しています。国内有数の研究、治療体制をもつ国立がん研究センター東病院には、毎年国内外からのべ30万人を超えるがん患者さんが来院しています。「メイクアップアドバイスセミナー」を通じて、外見の悩みや不安が少しでも解消することで、がん治療を行いながらも日々の生活を元気に自分らしく過ごしていただくことを目指しています。本セミナーは宿泊者以外の方でもご自由にご参加いただけます。