「資生堂倫理行動基準」を改定

資生堂は、全世界の社員が全てのステークホルダーと信頼関係を築き、事業活動を推進していくために大切な高い倫理観と取るべき行動の指針を定めた「資生堂倫理行動基準」を改定しました。新しい倫理行動基準では、人権、多様性、個人のプライバシーやサステナビリティに関わる社会全体の意識の高まりなど、近年のビジネス環境の変化に対応した内容の拡充を図りました。また社員が理解を深め、日々の行動に反映するため、トップメッセージによる行動基準の意義の訴求に加え、関連ルールへのリンクやQ＆Aを追加するなど、より明快で親しみやすい構成としました。
当社は企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD （美の力でよりよい世界を）」のもと、美しく健やかな社会と地球が持続していくことに貢献します。その実現には、社員一人ひとりが行動基準に則って活動し、社員、お客さま、取引先、株主、そして社会からの信頼を得ることが不可欠です。全社員が、事業活動を行うあらゆる国・地域の法律、社内ルールや遵守すべき原則としての「資生堂倫理行動基準」に立ち返りながら、高い倫理観を持って日々の業務を推進することで、世界で最も信頼されるビューティーカンパニーとなり、次の150年、そしてそれ以降も、社会にとって不可欠な存在となることを目指します。

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資生堂倫理行動基準の概要

私たちがすべての事業活動において取るべき行動規範を、社員、お客さま、取引先、株主、社会・地球のステークホルダーごとに以下の5つの章で示しています。世界中の多様な社員が理解を深め、より高い倫理観を共有できるように、日本語を含む16の言語に翻訳し、全社的なトレーニングも順次実施していきます。

１．社員とともに：社員が互いに尊重し、誠実かつ最大限に力を発揮して仕事に取り組むことを示した指針
①人権と多様性の尊重　②誠実な仕事への取り組み　③安心して働くことができる職場環境

２．お客さまとともに：優れた商品とサービスによって、お客さまの満足と信頼を高めることを示した指針
①商品とサービスへの責任　②お客さまの満足と信頼　③ブランド価値の向上　

３．取引先とともに：お取引先さまと高い倫理観を共有し、ともに成長することを示した指針
①公正な取引活動　②贈収賄および汚職などの禁止　③持続的な発展

４．株主とともに：適正な企業経営を推進し、企業価値を株主とともに持続的に向上させることを示した指針
①持続的な企業価値の向上　②企業統治と内部統制　③株主や投資家などとの対話

５．社会・地球とともに：サステナブルな社会の実現のため、より高い倫理観と環境への取組みを示した指針
①法令遵守と人権尊重　②サステナブルな社会をめざして　③社会への貢献