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2022年01月12日

発行元:(株)資生堂

美容情報

2022年春夏のトレンドメイクアップ&ヘア提案

~ノスタルジック リバイバル・シャイニング メイク~

資生堂ビューティークリエイションセンターでは、1987年より、メイクやヘアの現在と未来を探る「ビューティートレンド研究」を行っています。一般の方への調査や、国内女性雑誌・SNSのビューティー傾向の分析、世界のコレクション情報などを収集し、それらを総合的に分析した上で、最新のメイクやヘアのトレンドを予測しています。
長引くマスク生活の中、しばらく停滞していたメイクのトレンドは動きを見せ始め、新しいメイクに挑戦したいという意識が高まりつつあります。そこで今回は、新たな挑戦を後押しできるようなポジティブなムードのメイクアップ&ヘアを提案します。

<コレクション傾向>
オンライン発表を余儀なくされた過去2シーズンを経て、22年春夏はリアルで行うファッションショーが戻ってきました。制約も多々あり完全復活とは言い難いものの、再始動に漕ぎつけた喜び、祝祭感が今季のムードを支配しています。
そんなムードを表すように、色に溢れ、軽やかで開放的なファッションが目を引きました。メイクは、パーツのどこかに輝きやきらめき感があり、色っぽさを纏いながらヘルシーで意志を感じる女性像が見られました。ヘアは豊富なバリエーションが登場し、新しくノスタルジックなスタイルが数多く見られました。中でも90年代のスーパーモデルのようなストレートのロングヘアや眉上レングスのベリーショートに注目です。

<国内女性雑誌・SNSビューティー傾向と一般の方への調査>
世代ごとに以下の傾向が見られました。

【新たなメイクに挑戦したい意識の高まり】
20~30代を中心に国内女性雑誌では、停滞していたメイクのトレンドに動きが見え始め、アイメイクがボリュームアップの傾向にあります。眉のカラーアイテムも豊富に登場。リップは80年代後半~90年代前半を彷彿させるローズ系カラーが注目です。ヘアはワイドバングのバリエーションが見られました。一般の方への調査では、コロナ前のようにメイクを楽しみたいという気持ちの高まりが感じられました。

【ボリュームのあるメイクの復活】
40~50代を中心に国内女性雑誌では、気持ちの切り替えスイッチとしてリップメイクに復活の兆しが見られました。またアイテムの進化により、ベースメイクへの注目も高まっています。全体的なメイクのボリュームアップ傾向はこの世代にも見られ、一般の方への調査では、色や質感の調和がとれた多幸感のあるムードが感じられました。中でも、ボリュームのある華やかな仕上がりとヘルシーで落ち着いた仕上がりが特徴的です。ヘアはツヤ髪のニーズが高く、ヘアケアの意識の高まりが継続しています。

22年春夏のメイクアップ&ヘア提案

【ノスタルジック リバイバル】

パターン① 80’s youth MIX
80年代バブル期の象徴は、ボディコン風ファッションに、太めの眉×鮮やかなローズや赤のリップ。今季は、自然な印象の太眉×くすみカラーリップに変換し、現代風にアレンジしています。

肌は抜け感を出すため、軽やか&ツヤ感に仕上げ、チークでバランスを調整します。
目もとはブラウンのアイカラーを上下まぶたに広げ、アイラインは長めに引きます。アイラインに重ねるようにブラックのアイシャドウを細めにぼかし深みをプラス。ポイントカラーは目頭のくぼみや目尻にほんのりぼかし入れます。眉は抜け感のある太眉に。
ローズ系リップは唇の中央からふんわりぼかし広げることで、肌の色と浮かない仕上がりになります。上唇の谷をなだらかに描きふっくら感を演出。

ヘアはワイドバング+顔周りにつくるセカンドバングで印象的に。前髪と顔周り以外の毛全体はアイロンでシンプルなストレートに仕上げます。

パターン② Y2K youth MIX
若者が輝いていた2000年代“Y2K”要素を取り込んだメイクアップ。上品なラメをふんだんに使い、繊細な輝きを放ちながら、まつ毛のボリュームをいつもよりUPして、印象的な目もとに仕上げます。

肌はポイントメイクの輝きを引き立たせるため、セミマットな質感に。オレンジ系チークでヘルシーに仕上げます。目もとは、上下全体にマットな質感のベージュ系カラーをぼかし広げ陰影感を出します。ラメはピンク系を目頭側の上下、ゴールド系を目尻側の上下にのせ、輝きの違いで華やかに。マスカラを上下にたっぷり塗布し、太さと存在感のあるまつ毛にします。アイメイクをより印象付けるために、眉は普段より少し細めを意識します。リップはグロスのツヤ感でフレッシュな仕上がりに。

ヘアは注目の大きめクリップを使い、ざっくりまとめたアレンジで毛先に動きをつけます。

【シャイニングメイク】

パターン③ Sparkling Eyes
ボリュームのあるメイクで意志のある強い女性を表現。まばたきのたびに輝くまぶたに、ピリッと効かせたアイラインが印象的な目もとを演出します。

ファンデーションはごく薄く仕上げ、上からツヤの出るフェイスパウダーで肌全体を磨くように塗布。大きめのブラシでレッド系のチークをつけて、自然な血色感を与えます。目もとはブラックのアイライナーでまつ毛のキワを埋め、目尻は水平に長めに引きます。黒目の外側とラインの終わりをつなぎ、目を閉じたときに平行四辺形の形に見えるよう整えます。アイラインの輪郭部分のみアイシャドウのダークカラーでぼかします。まぶた全体には、ラメを指で塗布し抜け感を演出。マスカラはしっかりと塗り、インパクトのある目もとに仕上げます。眉はチャコールグレーのナチュラルな仕上がりに。リップは指でポンポンとラフに塗り、大胆なフレッシュカラーにチャレンジ。

パターン④ Layered Radiance
色、質感をレイヤードしてTPOに合わせて自分好みに仕上げるこだわりに注目。柔らかい輝きを肌と唇に重ね、気分も高揚するようなメイクアップです。

肌は下地でツヤを仕込み、ファンデーションをつけた後Tゾーンにフェイスパウダーを塗布します。クリームタイプのチークを丸くぼかし、ハイライトをチークの輪郭にかぶせて塗布。輝きでふっくらさせながら肌に溶け込む自然な血色を。
目もとはローズ系アイシャドウを使い、自然なグラデーションで軽やかさを演出。アイラインは赤みブラウンを目のキワに細く描きます。眉はなだらかな角度でフレッシュな印象に仕上げます。リップペンシルを寝かせて唇全体を塗りつぶし、その上からグロスタイプのリップを塗布。マスク時にはグロスを少なめに、より輝かせたいときにはたっぷりと、など質感の調整で自分好みに仕上げます。

メイクやファッションに華やかな女性らしさを取り入れたいとき、ヘアはボーイッシュなショートカットが相性抜群です。大胆にカットされた眉上バングに、コンパクトに抑えられたフォルムとウェットなスタイルが今季のおすすめ。

※このリリースに記載されている内容は発表時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご留意ください。